刑事ジョンは一人娘のミャオに呼び出され、とあるバーへとやってくる。半年ぶりに再会したジョンに、ミャオはバーのオーナーのウーを恋人として紹介する。そんな折、店内で騒ぎが起き、仲裁に入ったジョンは何者かに殴られ気を失う。気がつくと彼は椅子に拘束されていた。
家族を顧みず仕事に没頭する余り、娘に嫌われてしまった父親が事件の中で再び娘からの信頼と愛を得る話……かと思ったら娘、改心するの早っ!!(◎_◎;)事件の発生とほぼ同時に改心します。
関係の修復がメインじゃないんです。普通の映画ならそれだけでダラダラと物語の後半までもつれ込ませる所なんだけど…。いいですねー。こういう結構物分かりのいい関係性好きです。
一応ストーリーのメインとなってるっぽいのは、現在の事件と過去におきたとある事件の関連性。過去の事件になにかあるっぽい事を匂わせつつ、最後の方まで核心をひた隠しにしつつ進行する。勿論、この辺りでは父娘の関係はとっくに修復しているのでミステリー部分に集中して観られる。
ただ、核心部が明らかになってからの展開がご都合的というか何というか…。あっさりと、しかも物凄いスピードと早いテンポで進むので置いてきぼりになるかも。
正直、アクションパートは残念で仕方がない。ジャッキーのアクションと言えばスピーディなカンフーなのに、いちいちスローモーションになるのでスピード感が著しく損なわれる。更に殴られる瞬間がスロー、しかもどアップで映し出されるので更にゲンナリ。老いとは恐ろしいものですね。