大学に聴講生として通う宋詩喬(ソン・シーチャオ)は先天性の筋無力症のために通院を続け、投薬による記憶障害に悩まされつつ、母親と2人で暮らしている。そんな詩喬の秘かな楽しみは、高校時代の同級生で憧れの存在だった宮寧(コン・ニン)へのメッセージをウォークマンに入れたカセットテープに吹き込むこと。宮寧は4年前に突然転校してしまい、今では消息不明になっていた。そんなある日、遊園地でアルバイト中に宮寧と再会。外見がすっかり変わった宮寧に戸惑いつつも、詩喬は彼との楽しいデートを重ねる。詩喬の母は宮寧に対して警戒心を示すものの、娘の幸せそうな様子を見て2人の交際を認める。大学を中退しロックバンドのボーカルとしてライブハウスで歌っている宮寧。彼の仲間たちと騒いだり、彼の背中におぶさり“走る”感覚を体験したり、彼と海辺をそぞろ歩いたりする詩喬。それは何もかもが初めてで新鮮な体験だった。時にはケンカもするけれど、それすらも仲直りしてしまえば嬉しい出来事になった。生きる喜びを噛みしめる詩喬は、やがて宮寧に勧められて諦めていたダンスへの夢を再び育むようになる。そして、詩喬の誕生日。いくら待っても待ち合わせの場所に宮寧は来なかった。一人帰る雨の夜、バスの車窓からぼんやり夜の街を眺める詩喬の目に飛び込んできたのは、思いがけない宮寧の姿だった。翌日、宮寧は「複雑な事情がある」と詩喬に別れを告げる…。
17歳のケイティは、太陽の光にあたれない“XP”という病をかかえていた。そのため、幼い頃から昼間は家から出られず、父親と二人で時間が経つのを待つだけの日々が続いていた。彼女の唯一の楽しみは…
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