おらんだ

メイズ・ランナーのおらんだのレビュー・感想・評価

メイズ・ランナー(2013年製作の映画)
3.5
広場を取り囲む巨大迷路。送り込まれた少年達は広場で生活し、その何人かは出口を探索する為、「ランナー」として迷路に挑んでいた。迷路への扉は夜になると閉まり、時間内に入口に戻れなかった者達は迷路内に住む怪物に殺されてしまう。果たして彼らは出口を見つける事ができるのか?

なんて言うかさー、もっとさー、メイズをさー、ランしようぜ?

もっとみんなでランする内容だと思ってたら、全然ランしない。ランするの2、3人だし。化物との戦いの時間や生活拠点の描写が多く、メイズをランする時間が短いので「メイズランナー」というより、「メイズバトラー」みたい。若しくは「メイズレジデント」。

ストーリーの主軸は主人公の失った記憶と閉じ込められた理由の解明、あとはバケモノとの戦い。なんか全体的にバイオハザードみたいな印象を受けた。迷路というより、ただのダンジョンなんだよね。全然道に迷わないし。
もっと大勢で一気に迷路に走り込んで、ある者はトラップに阻まれ、ある者は道に迷い、ある者は怪物に襲われしながら出口を目指す話が観たかった。

個人的に良かった点はキャスト。何故かキャスト陣の一番上に名を連ねるウィル・ポールター。一眼でわかった。「なんちゃって家族」の童貞の子だ。エラく雰囲気変わったけど気付いた時嬉しかった。今作では強気な童貞役を演じている。
もう一人、トーマス・サングスター。「ラブアクチュアリー」や、「ナニーマクフィーシリーズ」でお馴染みの彼の成長した姿も見られる。彼も今作では重要な役。

とりあえず次回作に続く的な終わり方したので次回作に期待。
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