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戦慄怪奇ファイル コワすぎ! 劇場版・序章 真説・四谷怪談 お岩の呪いのMoviePANDAのレビュー・感想・評価

4.0
『市川ミホの憂鬱』

はてさて、宇宙人や未来人や幽霊や妖怪や超能力者や悪の組織やそれらと戦うアニメ的、特撮的、漫画的ヒーローたちがこの世に存在しないと気づいたのは大人になってからだった。
いや、本当は気付いていたのだ。
ただ、気付きたくなかっただけなのだ。
俺は心の底から宇宙人や未来人や幽霊や妖怪や超能力者や悪の組織が目の前にふらりと出てきてくれることを望んでいたのだ。

しかし、現実てのは意外と厳しい...

世界の物理法則がよく出来ている事に感心しつつ、いつしか俺はテレビのUFO特番や心霊特集をそう熱心に見なくなっていた。宇宙人、未来人、超能力者、そんなのいるわけねぇ...
でも、ちょっといてほしいみたいな...
最大公約数的なことを考えるくらいにまで俺は成長したのさ。俺はそんなガキな夢を見る事からも卒業してこの世の普通さにも慣れていた。俺は大した考えも無く社会人になり、結婚し、そしてパパになった。幽霊とかそんなの忘れかけていたのに。そしたら、これだ...

工藤 仁。その男、狂暴につき...❕😱
なんという傲慢さ、そして暴力性。怪奇現象解明の為なら、命をかける❗️が、基本的にはビビり😅💦筋が通っているのか、いないのか。しかし、彼に出会ってしまったら最後、取り込まれてしまう。魅入られてしまう。

そんな彼のアシスタント、市川 実穂。
おそらく彼女は毎日が憂鬱なはず。それは何故か?それは、“当然”彼がいろいろとヒドイから... しかし、彼女は離れない。離れようとしない。何よりの理由は、金払いがいいからという理由であろうw でも、やはりそれだけではない。不思議な絆の様なものを感じさせる。そして、その絆の様なものを目の当たりにする事が出来るのがこの序章だ。

『コワすぎ!』と銘打っておきながら、このシリーズ、「コワすぎ!」と言ってしまいそうになる瞬間実はあまりないw しかし、ここにきてようやく「コワすぎ!」と言える瞬間がきた。ただ、それはある意味『コワすぎ!』が『コワすぎ!』らしからぬという事も示していて... そう、良くも悪くも普通に“怖い”をやってみたのが、この『新説・四谷怪談』とも言えるだろう。だから、子供の頃心霊番組なんかで除霊とか見てたボクにとってはなかなかに熱い作品だった。なんせ、前作の『トイレの花子さん』でこれでもか!と見せつけられた素晴らしいワンカット“風”演出を、これまた冴えまくった演出で魅せてくれたから✨戸板返しをあんな風に見せられたら、それだけで興奮してまうわ❗️🤣しかも、そこだけがクライマックスではない展開には驚いた😲‼️三人が追いかけられる場面はまさに「コワすぎ!」だったし、最終局面なんてねぇ... 最早、感動です😢💧

厳密には劇場版への前哨戦感はそうでもなくて、最後映画を匂わす、ってかもうそういう事なのね😅さすが工藤さん、どんな目にあっても最終的に行き着くのは商魂❗️いやはや、あっぱれです。それにしても、市川こと久保山智夏さんの熱演が素晴らしい回でした。なんか、どんどん可愛くキレイになってきてるし😳
さてさて、お次は“史上最強の劇場版”❗️のレビュー... 実はもう観終わってるんだけど、レビューが追いついてなくて...😌

まぁ、でも...
「未来のことを考えて思い悩んでいてもしかたがない。 未来における自分の責任は現在の自分が負うべきだ。 そんときはせいぜい過去の自分を呪ってやるさ。 で、今の俺は未来の自分から呪われないよう最善を尽くすのみだ。 考えているヒマはない。ただ動くのみだ。」
by.キョン

キョン君もこう言ってます🎵
というわけでレビュー冒頭は、涼宮ハルヒのキョン君風にお届けしてみました🙇さあ、もっともっといろんな映画をどんどん観るぞ~🐼‼️
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