『緑より赤が強い』
私は多分イーライ・ロスとは合わない。
「食人族」のリメイク的作品、と聞けばあらゆる手練手管での人体損壊を描く事こそが、この作品の存在意義だろうに。
ところが話は一向に進まない。
意識高い系学生の珍道中が延々と続く。
やっと原住民に出会ったかと思えば、大して人が食べられる事もなく、終幕を向かえる。
大体「ウォーキング・デッド」がテレビで観られる時代ですよ。
わざわざ映画でゴア描写をやろうって言うのならそれなりの覚悟を見せて下さいよ。
バラバラになったバーツを画面の中にしっかり入れ込んで下さい。
主人公の女の子が裸にされて体に何か塗られる訳ですよ。
ところがおっぱいのひとつも映しゃしない。
やってることがもうホントに中途半端。
そもそも物語の構造が「ホステル」とほとんど一緒じゃないですか。
若者が異国で痛い目に遭うって。
一体何がやりたかったのこれ?
NETFLIX(吹替版)にて。18.06.02
2018#061