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ウォークラフトのBaMbIのネタバレレビュー・内容・結末

ウォークラフト(2016年製作の映画)
3.7

このレビューはネタバレを含みます

最新の技術で作り上げた王道ファンタジー映画と言うには申し分ない作品。

けれど残念なのは数あるファンタジー作品の中で考えるとどうしても埋もれてしまいそうな作品。

突如やってきたオーク族に立ち向かう人間達の戦い。そこに魔法を操る守護者の存在。鍵を握る謎の女と王道をこれでもかと盛り込んだ作りになっています。

オーク達の動く姿はとても迫力があり、見応えは充分にあります。

けれどゲーム原作ゆえに世界観は忠実なのだろうが、知識のない自分にとっては冒頭からの一見さんお断りの展開について行くのがやっとだった。しかし中盤からの展開はなかなか秀逸で、ハラハラドキドキした感じが盛り沢山だった。

たくましく勇敢な戦士ローサーのT・フィメル、頼りなくも真っ直ぐに成長していく見習い魔法使いカドガーのB・シュネッツァーらの演技は続編に期待を持てる役柄。

そしてオークと人間の間で葛藤する女性ガローナ役のP・パットンの美魔女っぷりも必見。

悪く言ってしまうと王道ファンタジーの枠内で綺麗に収まり過ぎてしまった作品。

良く言えば続編への伏線残しが良く、展開によっては次回作で化ける可能性もある作品です。
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