馬井太郎

フューリーの馬井太郎のレビュー・感想・評価

フューリー(2014年製作の映画)
3.5
初めての経験・年末日曜日の映画館、チケット売り場で見せられた座席表は、前から1・2列の端7,8席ほどしか空席がなかった。2列目の中寄りを指さして、料金を払い、開場のアナウンスを待って、中に入った。
これほどの前席は、初めてで、さぞかし観にくいだろう、と覚悟を決めてはいたものの、席について、あらためてスクリーンの大きさに圧倒された。失敗だったと、後悔しつつも、同じ条件の人もいるので、まあ、仕方ない、と腹をくくっていた。ところが、予告編を何本か観ているうちに、眼が慣らされてきた。大きさに順応できるようになったのである。・・・さあ、始まった。これは、すごい迫力である。
ブラピを「ウォーダディー」と呼んだり、戦車の筒に白ペンキで「FURY」と書いてあったり、ちょっと笑わされてしまったが、戦闘シーンと音響の迫力は、さすが腹の底に響く快感だった。
戦車は、イギリスの「ティーガーⅠ」、実物ということで、これを見られるだけでも、戦争ものファンは見逃せないと思う。
グループの中に、足を引っ張る問題児・お荷物を登場させる常套手段、こういう役が、私は好きだ。
さらに、もうひとり、ジェイソン・アイザックスの存在。登場時間は、合計5分あるか、ないか、だが、この不気味な男・・・おっと、ここで止めておこう。ぜひ、ご一覧あれ。
・・・映画って、ほんとに、いいねえ。