あんがすざろっく

365日のシンプルライフのあんがすざろっくのレビュー・感想・評価

365日のシンプルライフ(2013年製作の映画)
3.5
フィンランド発のドキュメンタリー映画。
考えてみたら、フィンランドの映画って初めて見ます。

彼女にフラれたのを機に、ペトリはある実験を始める。
自分の身の回りにある全ての物を倉庫に預けて、一日一個ずつ、必要なものを家に持ち帰る。
新しい物を買わない。
これを一年間続ければ、きっと自分の人生に大切なものが見つかるはず。



ドキュメンタリーだけに、作品の抑揚は抑え目、ちょっと自分には見続けるのに根気がいりました(笑)。

最初、真っ裸からスタートするのがビックリ。
洋服や下着まで預けちゃったの⁉️
いやぁ、すごい実験です。
倉庫に着くまで、誰にも見られないで良かったね、と要らぬ心配。

フィンランドの気候だからこその冷蔵庫の代用品
、あれは日本じゃ無理ですね。

ペトリのお婆ちゃんが可愛い‼︎
あんなお婆ちゃんがいたら、何でも相談したくなっちゃうかも。

見ているうちに、どんどん物が増えていくペトリの部屋、逆にどんどん落ち着いた気分になっていくのはなんでだろう?

あれがなかったら、どうするんだ?これがなかったら、どうするんだ?
そんな心配をしなくてもいいからかも知れませんね。
僕達の生活は思った以上に、そこに物があるだけで、「生活をしている」という意識が働くようになっているのでしょう。

それにしても何も買ってはいけない、って、食事はどうするんだろうなぁ。
貰い物?おごってもらう?
衣食に必要なものは、やっぱり外せないと思いますね。

エンドクレジットで、ペトリが持ち帰った物リストが流れるのがまたいい。
フィンランド語は分からないけど…。

引越しをする時、ガランとなった部屋を見て感慨にふけった記憶があるけど、何もないってやっぱり寂しいですよね。
自分がペトリと同じ状況になったら、何をまず持ち帰るだろうな。
洋服は必要最低限置いておくとして。

やっぱり、スマホとテレビと冷蔵庫は必要だよなぁ。
皆さんなら、何を一番最初に持ち帰りますか?
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