過去レビュー連投📝
英国王室ブームが続きます🇬🇧
本作は、さいっこうに切なくて、強くて、面白い。
「私は英国と結婚したのです」と語り、処女王として、ゴールデンエイジと呼ばれる英国最強の時代を築いたエリザベス1世。
たった一人の女性が、しかも庶子と呼ばれ蔑まれた少女が、なぜそこまで強くなれたのかずっと疑問だったけど、それがスッと腹落ちしました。
最初から強かったわけでもないし、冷静沈着だったわけでも、思慮深かったわけでもない。
たくさんの辛酸を舐め、裏切りに痛む心に耐え、その結果彼女が、英国と結婚することを決めたのだと思うと、ようやく垣間見える人間臭さがたまらなく愛おしい。
それにしてもケイト・ブランシェットの演技がお見事✨
前半は本当に浅はかで、自分の恋心すら隠せないただの少女なのに、どんどん仮面を重ねていく。
終盤の彼女の表情からは、固い決意しか見えなかった。
ただその裏にある痛みや孤独は存分に滲み出ていて、もうほんとケイトが本物のエリザベスなんだと信じたくなるくらい!
【ストーリー】
カトリックとプロテスタントの争いが激化する、16世紀イングランド。
エリザベス(ケイト・ブランシェット)は、腹違いの姉で、自らをロンドン塔に幽閉したメアリー女王(ファニー・アルダン)の崩御後、弱冠25歳の若さでイングランド女王に即位する。
エリザベスには恋人ダドリー(ジョセフ・ファインズ)がいたが、緊迫した隣国との政略結婚を迫られ、様々な謀略が渦巻き絶えず命を狙われていく…
【キャスト・スタッフ】
*監督:シェカール・カプール
イギリス領インド出身🇮🇳
インドで学生時代を過ごし、会計士になるために22歳でイギリスに渡ったそうですが、とある縁で映像関係の仕事を始めるようになり、1983年に『マースーム』で映画監督デビュー🌟
本作がアカデミー賞7部門にノミネートされ、注目されるようになったそうです✨
主な監督作は『サハラに舞う羽根』『ニューヨーク、アイラブユー』など。
*エリザベス1世:ケイト・ブランシェット
『シンデレラ』でみりぺでぃあ記載済。
*ダドリー:ジョセフ・ファインズ
イングランド出身🏴
知らなかったけど、レイフ・ファインズの弟さんなんですね👀❣
当初は舞台で活躍していたようですが、1996年に『魅せられて』で映画デビュー🌟
デビュー2年後の本作出演をきっかけに、国際的に知られるようになったそうです✨
主な出演作は『恋におちたシェイクスピア』『スターリングラード』『ヴェニスの商人』など。
*ウォルシンガム:ジェフリー・ラッシュ
オーストラリア出身🇦🇺
ブリスベンの大学で学び、(そのときなんとルームメイトはメル・ギブソンだったと聞いてビックリ👀❣️)、オーストラリアに戻ってから舞台で活躍✨
1981年に映画デビュー🌟
1996年に『シャイン』で、オーストラリア人初となるアカデミー主演男優賞を受賞し、一躍大スターに登り詰めます✨
そのほかにも英国アカデミー賞や全米映画俳優組合賞を幾度となく受賞している超演技派&人気俳優✨
みりおもジェフリーのバルボッサ船長姿に中学生のときに恋して以来、大ファンです😍💕
主な出演作は『恋におちたシェイクスピア』『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズ、『ミュンヘン』『英国王のスピーチ』など。