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グレート デイズ! 夢に挑んだ父と子のHKのレビュー・感想・評価

3.5
関係がうまくいってない車椅子の息子と失業した父親が、心機一転2人で組んでトライアスロンの大会に出場する感動のフランス映画。
どうせ先が読めるしと斜に構えて見てもやっぱり少し泣かされました。
主人公の少年はオーディションで選ばれた本当の車椅子ユーザー。

この映画、イヤなヤツはほとんど出てきません(しいて言えばオバちゃんがひとり)。
息子と父親の2人が主役の映画のように見えますが、母親の存在を忘れちゃあいけません。
この偉業はこの家族3人、いや4人、それと周囲の温かい人たちによって成しとげられたのでしょう。

父親役のジャック・ガンブランという人はロマン・ポランスキーとニコライ・コスター=ワルドウを足して2で割ったような顔つき。
お母さん役のアレクサンドラ・ラミーはどこかでみたような気がしますがとても感じのいい女優さん。

最近の話だしフランスは日本より車椅子事情は進んでいると思ったのに、主人公が一人で車椅子で外出していると、いちいち一人なのかと聞かれていたのがちょっと意外。
主人公が未成年だから? それとも単に家族と知り合いだから?

尺も短く見やすかったし、たまにはこういう映画もということで。
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