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インファナル・ディール 野蛮な正義のNoAceJustYouのネタバレレビュー・内容・結末

3.2

このレビューはネタバレを含みます

2024/02/05鑑賞。64点。
どう考えてもカメラマンの手元がミスった瞬間があって、それが気になった。
カーターがウェイランドを寝返らせなければ、そもそも妻子は殺されなかったしウェイランド自身も死なずに済んだんだよな。

〈あらすじ・ネタバレあり〉
1983年、ルイジアナ州。
警部補バド・カーター(演. ウィレム・デフォー)は、潜入捜査の末に強盗団を逮捕。
盗品のエメラルドとダイヤを回収して捜査終了かと思いきや、背後に黒幕がいる可能性が出てくる。

強盗団を尋問した結果、元軍人の前科者・ウェイランド(演. マット・ディロン)から盗んだエメラルドとダイヤだと判明。
彼らは強盗団ではないただのチンピラ。チンピラの中にはウェイランドの弟・トミーおり、宝石は兄の部屋から盗んだもの。
つまり強盗団はトミーたちではなく、宝石強盗はウェイランドによる単独の犯行だった。

ウイスキー・ベイという町で暮らすウェイランドを逮捕したものの、彼は宝石強盗への関与を否定。ウェイランドとトミーは拘置所に送られるが、トミーは自分のせいで兄が刑務所に入った罪悪感から自殺する。

ウェイランド自身、妻・リン(演. エイミー・スマート)の妊娠・出産を機に裏社会からの引退を考えていたが、組織はそれを許してくれなかった。そこでウェイランドは金を手に入れるため、宝石強盗をしたのだった。

カーターは、「お前が逮捕されたのに、組織はリンと生まれたばかりの息子・トミーの面倒を見ていない」と明かす。
自分を裏切った組織への復讐心を持ち、裏社会から引退したいウェイランドは、"自身の関わった過去の犯罪・組織を摘発できるだけの証拠・これから組織が決行する予定の暗殺対象者リスト"を渡すことを約束し、カーターと手を組む。

ウェイランドが所属するのは、リュタン(演. トム・ベレンジャー)率いる白人至上主義の犯罪組織。
白人至上主義とはいえ、リュタンはビジネスのためなら有色人種とでも仕事をするようなビジネスマンでもある。
さらなる組織拡大を目論み、ワシントンDCのロビイスト・モリス(演. ケビン・チャップマン)を雇う。

市警察・FBI・ATF・連邦検事局の合同捜査が開始され、組織とリビア人武器商人が銃取引を行う現場に踏み込む。

モリスを雇った直後に銃取引が失敗したことから、リュタンは彼が裏切り者だと睨む。
モリスは身の潔白を証明するために司法省の友人を頼り、その結果合同捜査の存在がバレ、捜査責任者がカーターであることも知られる。用済みとなったモリスは、組織に消される。

ウェイランドに「"バトンルージュのアイルランド系"を殺害しろ」と暗殺指令が下る。
"バトンルージュのアイルランド系"とはカーターのこと。
ウェイランドは仕事を引き受け、カーターに警告をする。リュタンは裏切り者が出所したばかりのウェイランドの可能性も考えて部下を尾行させており、ウェイランドの裏切りはバレてしまう。

カーターとウェイランドは、リュタンの部下と銃撃戦を繰り広げ、ウェイランドは撃たれて負傷。
入院している間に妻子は殺害され、それを知ったウェイランドは監視の目を掻い潜って病院から抜け出す。

リュタンの弁護士・キージー(演. ニール・マクドノー)を痛みつけて"リュタンが、ニューオーリンズのフレンチ・クォーターに身を隠している"と突き止めたカーターは、ウェイランドを逮捕するべく先回りする。

一方ウェイランドも、組織のメンバーを拷問してリュタンの居場所を聞き出す。
その過程で、弟は自殺ではなくリュタンの指示で殺されたことも知る。

ウェイランドがリュタンの手下を射殺したことから銃撃戦が始まり、監視中だったカーターも現場に踏み込む。

ウェイランドは手下たちを次々と殺してリュタンとついに対峙するが、メッタ刺しにされて絶命。駆けつけたカーターによって、リュタンは逮捕される。
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