National Theater homeにて鑑賞。

完全に理解できていないのでスコアはつけません。

これから鑑賞する人のために...

まず、知識なしで鑑賞するのはやめた方がいいです。今回の配信では英語字幕しかないため戯曲を読んでいないとセリフが早すぎて何を言っているのかが全くわかりません。

Wikipediaに簡潔なあらすじがあるのでそれだけでも読んでおいた方が良いかと...

さて作品自体の感想ですが、めちゃくちゃよかったです。海外でもチケットがなかなか取れなかった公演をまさか自宅で観ることが出来るとは！

主人公コリオレイナスを演じるのはT・ヒドルストン。彼の演技が本当にすごい。トムヒが好きな人なら一度は見たことがあるであろう血だらけのトムヒ。あまりにも美しすぎて、ポスターとして飾っておきたい程でした。

僕はトムヒを2回生で見たことがあるんですが、やはり演技をしているトムヒが最高ですね。本当に演技がすごいのでトムヒファンなら絶対に観たほうがいいです(トムヒファンならNTLまたはロンドンに直接観に行ってる？)

あと観終わってから色んなサイトをみていて気付いたんですが、宿敵オーフィディアスを演じたのがオペラ座の怪人のラウルやレ・ミゼラブルでマリウスやジャベールを演じたF・フレイザーだったことに気づきました。この人の声聞いたことあろいろは思ったんですけどね〜　

2時間半英語字幕のみでの鑑賞はかなりきつい作品ですが、見応えは十分あるので是非。

• #りょうすけNTL

National Theatre at Home の無料配信企画で鑑賞。
英国時間で6/11（木）19:00まで、YouTubeで観られます。
ナショナルシアターライブでもしばらく上映していない作品らしいのでとっても貴重！ 観られて嬉しい！

トム・ヒドルストン主演のシェイクスピア劇。
戦功をあげて「コリオレイナス」の称号を得るも政治では失脚するマーシアス役。
共演はマーク・ゲイティス、宿敵オーフィディアス役はミュージカル俳優のハドリー・フレイザー。

ストーリーの予習のために、現代を舞台に映画化した『英雄の証明』を事前に鑑賞。
予習して正解だった。
政治的な話題の場面はほぼ会話劇、英語字幕の台詞だけだと私の英語力では内容追えなかった…

トム・ヒドルストン、長身でスタイル良くて舞台映えしそう！
と思ったら予想通り。
そしてMCUのロキ役の演技見て「シェイクスピア劇似合いそう」と思ったらそちらも予想通りだった。

古代ローマを舞台にしつつ、いつの時代にも合いそうなシンプルな衣装なのがいい。
場面転換の音楽はロックっぽくてむしろ現代的。
水や血糊を舞台上で贅沢にふんだんに使っているのがすごい、日本のホールでは絶対できないよなあ…。

映画『英雄の証明』を観たとき、オーフィディアスからマーシアスへの濃すぎる感情表現にビックリしたんだけど。
あれってもとの戯曲がそうなんだな、ということが舞台版を観てわかった。
演出もド直球で観客が笑っている（苦笑いしている）のが面白かったw
ラストの演出も凄かったなー…！
映像でも凄まじさが伝わってくる舞台、生で観た人が羨ましいな。

トムヒを血まみれにして裸にひん剥いて、痛みに喘ぎながらの公開シャワーシーンなんて最早なんの比喩だよってレベルで性的でしかなかったし、ものすごいサービス精神で作られた舞台であった。

ライバルの男が「お前と首を絞め合うのを毎晩妄想してた」「妻より愛してる」と熱烈に叫びながら抱きしめてキスをおっ始めるし、しかもなかなかのロングショットでキッスが続くので、全方向に死角なし、トムヒは終始セクシーダイナマイツでした。

裸よりスケスケのボロ布纏ってる姿が一番あからさまにセクシーだった。ライトの加減で身体のラインが透けて見えるんですよ、あれわざとなんだろうなー。戦士たるコリオレイナスの傷だらけの裸を衆人環視のもとに暴きたいというローマ人の欲望は、そのままトムヒのセクシーを消費する我々に置き換わるって寸法なんですかね、きっと。

そしてコリオレイナス、ほぼロキだった。