鍋レモン

チャーリー・モルデカイ 華麗なる名画の秘密の鍋レモンのレビュー・感想・評価

3.5
⚪概要とあらすじ
キリル・ボンフィリオリの小説「チャーリー・モルデカイ」シリーズを、ジョニー・デップ主演で映画化。

うさんくさいちょびヒゲをたくわえたうんちく好きな美術商チャーリー・モルデカイ(ジョニー・デップ)は、イギリスの諜報(ちょうほう)機関MI5に依頼されたゴヤの名画の捜索に乗り出す。屈強な用心棒ジョック(ポール・ベタニー)と共に盗まれた名画の行方を追うが、その絵にはとんでもない財宝の秘密が隠されていることがわかり、マフィアや国際テロリストも絡む大争奪戦となる...。

⚪キャッチコピーとセリフ
““ちょびヒゲ”が世界を救う!?”

「僕の戦艦を沈めて」

⚪感想
サスペンスドタバタコメディー作品。

ほぼ下ネタだけどコメディー要素が自分にめちゃくちゃハマってかなり面白かった。
ジャケットからキャストが豪華なだけのB級作品かなと思っていたから期待以上。

ジョニー・デップ、ポール・ベタニー、グウィネス・パルトロウ、ユアン・マクレガーがハマり役。
このキャストじゃなかったらつまらないし、ジョニー・デップは絶対に外せない。みんな魅力的で素敵で大好きになったし、登場人物の優れた部分とダメさのバランスが良い。

可愛いちょび髭をたくわえたチャーリー・モルデカイを演じたジョニー・デップ。
ジョニー・デップは平田広明さんの声なんだよなと思っていたけど字幕でもなんの違和感もない。本人の声だからそりゃそうだけど、しっかり聞いたのは初めてだと思う。
ジョニー・デップの色んな演技がコミカルでめちゃくちゃ可愛かった。声色や表情や動き。
チャーリーという役柄としても愛嬌があってキュンキュンしたし、癒し度が高い。

チャーリーの相棒のジョック。絶倫なので基本色んなところでヤってるし、不死身なので基本死なない。たまにチャーリーに対して雑なとこ好き。
チャーリーの好きに扱われ撃たれたりしちゃうけど、本人はそれほど気にしていないみたいでいい関係性。
ジョックを演じたポール・ベタニーがドスの効いた低い声でかっこいい。

チャーリーの奥さんのジョアンナ。とにかく髭が嫌い。夫のこと実はめちゃくちゃ好き。冷静で少し辛辣。

チャーリーとつるんでいるマートランド。ジョアンナのこと大好きマン。しかしほぼ利用されるだけ。そんなに登場しないけど印象に残る。

くだらないコメディーに見えて案外ちゃんとサスペンスしているし、謎解きはそこまで深くはないけど一緒に考えられる。テンポが早いので思いつくより先に展開が進むかも。
サラッと観れる。

ずっと「ふふっ」ってなりながら観ていた。

吹き替えには大久保佳代子さんがいるそうだけどチェックしてないので下手か上手かは分からない。

もらいゲロしやすい人は観ない方が良き。

私もポール・ベタニーに姫抱っこされたい〜。



⚪以下ネタバレ



ジョックが超絶倫とかチャーリーがもらいゲロ体質とかヒゲがアンダーヘアーに思えるからキスしようとすると吐きそうになるジョアンナとか下品だけど笑い要素が面白い。

チャーリーの授賞式で泥酔はジョニー・デップの自虐ネタじゃん。

ジョアンナをトイレに誘い、股間を見せたがっていたおじさんがまさか絵を持っているとは。

ジョックがエビを実は食べててオエオエなるけど上手く車のフロントにかかるの最高。
チャーリーに2、3回銃で撃たれちゃうのも好きだし、チャーリーはチャーリーで「あっごめん当たっちゃったよ」みたいなレベル。不死身だしね。
後半のシーンで敵に指を切られそうになっているのに「あと9本ありますから」って冷静すぎるのがキュン。でもチャーリーがちゃんと助けてくれてほっこり。

襲われてカモノハシ的な感じで逃げたり、絵をすり替えるときのフェンシングの戦いをしたり、ジョックを救うためにハンマーで殴るととかとにかくチャーリーが可愛い。

チャーリーが結局みんなを騙して絵をゲットしちゃうのが良かった。そしてちょび髭を残していいって言ったのにキスしてどちらも吐いちゃいそうになるのが最後の最後までコメディーしていて好き。

オークションで買った絵を透かしたら頭がおっさんで体が犬のやばい絵が出てきてめちゃくちゃ笑ったし、チャーリーが難を逃れたタマタマの刑にかけられている人いて可哀想で笑った。

⚪鑑賞
GYAO!で鑑賞(字幕)。
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