杉咲花ちゃん出演作品つーことで視聴。
終始ひたすら、佐藤浩市と樋口可南子との微笑ましい夫婦愛にピヨピヨと酔いしれてました。なんかこう、お互いが支え支えられてる事をちゃんと解っている感じ、二人から滲んでくる優しい空気感。40年連れ添ってきてなお手を繋ぎ、肩を寄せ合ったり。
「篤っちゃん、何か音楽かけてって」いうセリフもいいなあって思ったし「うん」ってだけ言ってレコードに針を落とす感じとかも、あーこの人は奥さんのこと本当に大好きなんだなーって思えて、いい光景だなあと思いました。
そんなふうをずっと見ていたかったのが正直な感想でした。
映画的に諸々のサイドストーリーはもちろん必要なのだけど、徹と紗英ちゃんのエピソードまででギリよかったかなと。聡子のはーーー、なくてもーーー、んーーー。
ただ、法律や世の中が課すどんな罰よりもっていう言葉があったように、許すことの意味を考えるっていう点においては、確かに徹エピソードだけでは物足りなさはあったかもしれない。聡子の不倫エピソードも必要だったかもしれない。けど...いいや。不倫がクソなのは変わりない。
あれ。なんかズレたな。
あ、あと、北海道で暮らす二人の生活が割と裕福そうなのはちょっと気になりました。
や、物理的な裕福さという描写がどうとかではなく、東京での借金に追われて苦しかった感じが回想シーンとしてはあっても、北海道ではもうなにもなかったくらいの豊かな表情をしていて、それが先述した、二人から滲んでる夫婦愛と表現されているのであれば、対比としてちょっとだけ勿体なさを感じました。
あと北海道の景観は色が沢山あってとても素敵でした(๑´ㅂ`๑)
杉咲花ちゃんも力強い存在感があってやっぱよかった。
