はじまりのうたのあるちうのネタバレレビュー・内容・結末

初観賞
【あらすじ・感想】
元敏腕プロデューサーだったダンは仕事はうまくいかず、家族からも愛想をつかされ、金が無いにも関わらず、飲んだくれる日々を送っていた。
全てが上手くいかず、自殺すら考えていたある日、酩酊状態で入ったバーで、ギター1本で演奏するグレタの演奏を聞く。
グレタは共に音楽を制作する彼氏とイギリスからニューヨークに出てきたが、彼氏がスターとなっていく途中でグレタを裏切り、他の女性を愛してしまったことで絶望の淵にあった。
ダンはグレタの演奏に感激し、彼女を売り出そうとするが。。

シーンのひとつひとつが宝石みたいにきれいな作品。
ストーリーの展開も良いんだけど、場面毎の言葉のセンス、役者の演技共に最高でした。
傷ついたダンとグレタは音楽を通じて成長し、変わっていくんだけど、互いが互いを必要として、尊敬しているのがありと伝わってくる。

何より！ふたりが安易に恋愛関係にならない←ここ超重要です。なりそうな雰囲気はあるんだけど、ならない。中盤～終盤ふたりがそうなりそうな場面あるんです。下手すりゃ越えてもおかしくない。でも、違う違うーって声だしながら観てました。
「愛」っていうと「恋愛」を想像しがちなんですが、「友情」の上位互換の「愛情」だと思います。こういう関係を築ける大人になっていきたい。
マークナファロカッコいいですね。出演されてる映画大抵面白いし。ああいうおじさんになりたい。

【良かった点・好きなシーン】
多分、観た人みんながやりたくなる音楽をふたりで聴きながらニューヨークを歩くシーンですね。シーン自体も素敵なんですが、そのときのダンのセリフが最高に良い！
大人になって輝かなくなってきている世界を、音楽を借りてもう一回見直したいって思いました。
あとはグレタがデイブの留守電に歌を残すシーン。。。
あぁ。。って泣けました。