伏見の剛力

はじまりのうたの伏見の剛力のレビュー・感想・評価

はじまりのうた(2013年製作の映画)
4.0
この手のほんわかしたようなタイトルの映画は基本興味がわきませんが人の勧めとハルク役のマークラファロが出演しているので鑑賞しました。

純粋に楽しめましたね。この作品の後にシングストリートを鑑賞しましたが私がまだ生まれてない時代の少年たちがその当時の音楽に感化され青春を過ごしていく様に共感できませんでした。

しかしはじまりの歌は音楽をかじったことのない人でもわかりやすいむしろ玄人には物足りないかもしれない教科書的な存在感を放っております。

音楽は日常的な風景を意味のあるものに見させること、真珠の輝きを放ったような音楽に出会えること、しかし年を重ねるにつれだんだんと真珠の輝きが見つかりにくくなること、これ分かります。

上記のことはマークラファロ演じるプロデューサーの言葉なのですが別のあるカップルのシーンで男性が音楽を流した瞬間まるで女性が読心術者のように男性の気持ちを読み解き口論になる名シーンがあります。言葉はいらないむしろこれこそ感情の爆発による真珠の輝きだと思いました。

ラファロは今まで鑑賞してきたどのラファロよりも頭おかしかったですね。
博士や警察官や捜査官という真面目なイメージとは打って変わってタバコは吸うわ酒は飲むわ序盤で飲酒運転してましたからね引きましたよ私は。
運転中ダイヤの原石探しに音楽を聴き続けるラファロですが気に入らなかったのでCDごと俺の車から出ていけと窓から投げ捨てる最高のシーンもありました。

そういえばインフィニティーウォーの新予告が発表されましたね。
TL にマーベル映画が流れてきてるので皆様の期待感が分かります。
伏見の剛力

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