〇〇の棲む△△ってタイトル、もう飽きたよ😮‍💨
きっと猛烈な駄作なんだろうと思い、ケチョンケチョンに酷評してやろうという意地汚い気持ちで観たのですが、そこまで悪くなかったです。

出演女優さんがみんなキレイ可愛いのは安定の加点💕
なにせアマンダ・セイフライドも出てるし、ヒロイン役のエリザベス・ハーノイス(双子の姉妹を二役)が悶えるほど可愛い。お美しい。

ミスリードが弱くて、カンのいい人なら案外序盤でコイツ怪しいなと気付くような甘さはありますが、ついつい先を観たくなるような作りに仕立てているので、悪い印象がなく最後まで観ることができます。

とりあえずホラーになるんでしょうけど、ほとんど怖くありません。
ホラー映画を楽しむというよりは、ラストの真実を知ってナンボのストーリーを楽しむ感じの作品ですね。

　恐怖を微塵も感じさせない斬新なホラー。いや、ということは、これはホラーではないのか?
　そもそも邦題が良くない。森に死霊棲んでねーし。

　何かが起こりそうな気配のまま、特に何も起こらずに終わるのかと思いきや、とんでもない事実が最後に明らかになる。これには驚いたが、その事実が唐突な気もする。もっと伏線を張るべきではないか。
　そもそも、そんな嫌な思い出のある場所の近くで宿泊なんて普通は考えられない。反対しろよクリスチャン。
　隣人の、なんか怪しそうだったレナードは、かわいそうな老人だった。

　ミスリード的な邦題さえなければ悪くはない映画かもしれない。アマンダ・セイフライドの水着姿も拝めるし。

Dマイリック作品は以前に『ブレア～』『ビリーバーズ』『オブジェクティブ』と観賞も、この人独特の微妙で盛り上がりに欠けるある種退屈な描写をひたすら積み重ねていくパターンを今回も踏襲した作品でした。

双子の妹を自殺で亡くしたヒロインがその妹が自殺した別荘で恋人や友人達と休暇を過ごすんですが、冒頭から別荘で超常現象と言うか幻覚というか不可解な現象が頻発するので館系ホラーかと思いきや、地元の怪しげなオヤジ、訳知り顔で近づくオカルト好きな青年などを絡めながら、超常現象を起こす妹の霊は何を伝えようとしているのか？を基軸にしたオカルトサスペンスなんですよね。

まぁー、ひたすら小ネタ・伏線（放りっぱなしネタも）描写が続きます。

別荘到着前のあぜ道で脇見運転中に轢き殺しそうになった怪しげなオヤジとの遭遇シーンなんて、後に成程と頷けるんですが、例えば頻繁に出現する熊のぬいぐるみが付いた鍵束の謎は意味深なだけで全然深い意味合いは無いしｗ、降霊術って大袈裟なだけで所詮素人のお遊びレベルで出現する”モノ”もなんだかねぇー。
それを境にやっと動き始めるターニングポイントとしての役目であることは分かるんですが、結局予想通りの”犯人”と”真相”に辿り着く力技的なシナリオはもう突っ込む事も面倒くなります。
黒い物体も「んな真っ黒な泥は無いっ！」と断言できますしねっ。

細かい事が気にならなければ普通に楽しめると思います。
一応どんでんも用意されてますし。
ただ、人里離れた別荘、湖、森など魅力的な舞台、言わばおどろおどろしい”湿度”を演出できる道具を無視しちゃった演出は勿体無いなぁーと個人的に感じましたね。