⚪概要 とあらすじ
『ゴーン・ガール』の原作者ギリアン・フリンによるミステリー小説「冥闇」を映画化。
8歳のときに起きた一家惨殺事件で生き残ったリビー(シャーリーズ・セロン)のもとに、有名事件の真相について話し合う「殺人クラブ」から招待状が届く。彼女が兄の犯行を目撃したと証言したことで、当時15歳だった長男ベンが終身刑を宣告された事件について話してくれれば謝礼を支払うという。生活費に困っていた彼女は申し出を受け、家族を襲った悲しい事件を振り返るが...。
⚪キャッチコピーとセリフ
“一家殺人事件で 生き残った少女 あの夜、彼女が 見なかったものとは”
「妹でも他人よ」
⚪感想
真実を追ううちに新たな真実が出てくるミステリー作品。
一家惨殺事件やその家族に関わったひとに会いに行くことで広がり進んでいくのが面白い。
シャーリーズ・セロンはいつもあんなに美しいのに、映画になるとその役に憑依して別人と化してしまうから怖い。
それと、シャーリーズ・セロンは幼い頃にアルコール依存症の父親による家庭内の暴力に悩まされていて、15歳の頃に酔って帰ってきた父親に暴力を振るわれ、娘の命の危険を感じた母親が父親を射殺してしまうという事件を体験しているのにこうした映画に出られるのは心が強いと思うし、観てるこっちもより深く観てしまう。
イケメンなニコラス・ホルトとケバめのクロエ・グレース・モレッツが観れて割と満足。
最終的な真実としてはインパクト不足な気もするけどミステリーとしては楽しめる。
キリスト教や悪魔崇拝についてもっと知っていれば楽しめたかも。
子供の嘘は時に残酷な結果をもたらすことが多い。マッツ・ミケルセンの『偽りなき者』とか。
ベンが子供の時はめちゃくちゃイケメンなのに大人になるとめちゃくちゃいかつくなるなんで!?
どう転がっても悲しい物語だった。
⚪鑑賞
GYAO!で鑑賞(字幕)。