今年197本目
プロパガンダ作品
ナチス・ドイツはこんなにもやばいとこだよってのをドナルドが体験することで伝えてる。

No.3014

戦時中にディズニーが制作した、プロパガンダ映画。

ドナルドがカギ十字の服着てる！！

セリフもほとんど「ハイル・ヒトラー」(笑)

とにかくナチスとヒトラーをイジリ倒してます。

しかも、日本まで巻き添え食らっているという・・・。

ディズニー社にとっては黒歴史かもしれないが、作ってしまった事実は取り消せないのだから、

後世の我々は、あえて見ておく必要もあるのかもしれない。

ちなみに、<アカデミー短編アニメーション賞受賞作>である・・・。

記録用
ジャック・キニー監督作品。

1943年アカデミー賞短編アニメーション部門受賞。
これも戦時中のプロパガンダ短編。

天皇陛下とヒトラーとムッソリーニの写真が飾ってある家に住むドナルドは毎朝日独伊の合唱団に起こされる。
ナチスの武器製造工場で働くがベルトコンベアでなぜかヒトラーの写真も流れてくるので敬礼と作業を同時に行いリズム天国状態で頭が壊れていく。

朝起きると壁に総統の影が映るが実はもうアメリカに亡命しており自由の女神の影であったというオチも素晴らしい。

プロパガンダというのを忘れさせてしまうほどキュートでユーモアがあり戦時中にこの余裕があることが一番恐ろしい。
小津安二郎の有名な話で「こんな映画を作る国に戦争で勝てるわけない」という逸話を思い出してしまう。