ラテン・アメリカの旅の作品情報・感想・評価

「ラテン・アメリカの旅」に投稿された感想・評価

2017(185)
スケッチしたイメージから作品になっていくところが良い
ブラジルの最終パートの筆さばき
ヌン

ヌンの感想・評価

4.5
これはすごい…!
ペドロとホセの話、見れてよかった
音楽とキャラクターの動きって、ディズニーに勝るものはないよね
最後の筆の動き!
どうしたらあんなの思い浮かぶんだろう……

この作品が作られた時代背景とか調べたら、また違う感想なんだろうな
ai

aiの感想・評価

2.5
ゼミの鑑賞会にて。
ラテンアメリカってこんなんですよってやつだった。アメリカの政治的戦略で作られた映画らしく、ディズニーってそんなこともしちゃうの、こわって思いました。
山D

山Dの感想・評価

3.0
ラテンアメリカの雰囲気がなんとなく掴める。
ところどころの音とキャラクターの動きだけで内容を伝えるのは昔みまくってたトムとジェリーの感じを思い出した。
※

※の感想・評価

2.0
教育テレビ的な教材に向いている。

ドナルドダックに魅力を感じない。
飛行機の物語も不要。

もっと地理や現地の様子を紹介する内容に注力すればよかったのに。
ash

ashの感想・評価

3.0
戦中戦後のディズニー6本のオムニバス長編その1。この映画きっかけで、ブラジル第二の国歌とも言われる「ブラジルの水彩画」が世界に広く伝わったらしい。こういうの嫌いでない
 『バンビ』に次ぐディズニーの長編6作目。
 『バンビ』(42)から『シンデレラ』(50)の間に公開された、所謂「オムニバス・シリーズ」はなんと6作にもなるが、どれもあまり知られていない。本作の背景には当時の国際情勢とディズニーの資金難がある。ルーズベルト大統領の善隣外交の一環として、政府の資金提供を受けてラテン・アメリカを取材したわけだ。
 ほかにも日本への大規模空爆を説く『空軍力による勝利』(43)や、人種差別的だとバッシングされた『南部の唄』(46)もあるが、扱いは黒歴史に近い(ソフトもほとんど出回っていない)。大戦中の短編映画としては、ナチスを揶揄した『総統の顔』(43)も有名だろう。
 そんな背景があるわけだが、中身はまったくの娯楽作品で、公開時はそれなりに儲かったらしく、特に取材先の南米で先行公開してヒットした(戦争のせいでヨーロッパ興行ができなかった)。当時のアメリカ人が疎かった南米のことを知るきっかけにもなったとか。BGMにも民族楽器を取り入れたり現地で有名なサンバ曲を紹介し、オスカーにも歌曲賞、作曲賞(ミュージカル部門)、音響賞の3部門にノミネートされた。
 また、この旅行は多くのスタッフに影響を与え、特にメアリー・ブレアは強い衝撃を受けたという。本作は彼女が初めて参加した作品で、その大胆な色使いとデフォルメが特徴的なイラストを見ることができる。50年代ディズニー映画に独特の世界観を与えたブレアの色彩設計は、この「ラテン・アメリカの旅」をひとつの源としているわけだ。そんなわけで知名度の割にけっこう重要な作品といえよう。
 
 さてそんな本作だが、長編とはいっても4つの短編から成るオムニバスで、すべて足しても42分しかない。それぞれの短編はさらに、旅行の様子を録画した実写パートとアニメパートの2つに分かれている。当時のディズニーの財政難からみてコストダウンが主目的だと思うが、ディズニーは実写とアニメの合成にけっこう熱心だったみたいで、戦後もずっと続けていた。今世紀にも『魔法にかけられて』なんて作品がありましたね。
 短編はそれぞれドナルド、グーフィ、ペドロ、ホセを主役にしたコミカルな冒険譚。今日鑑賞しても大して面白くはないけど、キャラクターは可愛らしく魅力的だ。ドナルドは旅行客として2編に登場するが、例によってとにかく間抜けな役で、めちゃくちゃな芝居が楽しい。ホセ・キャリオカは知らんかったけど人気あるらしい。今作が初登場で、次の『三人の騎士』にも登場。ディズニーランドにもいるらしい。オウムを擬人化した黄緑と黄色のキャラクターで、いちおう紳士らしく、煙草をふかしながら蝙蝠傘をステッキのように持ち歩いている。いかにもラテン的な陽気な性格で、ドナルドとすぐに仲良くなる。
 
 
 それにしても、古典的なカートゥーンが己のフィクション性を当然の前提としているのは、よくよく考えると不思議である。「アニメーションのキャラクターも舞台も一切は人間の手で描かれたものである」ということが当たり前に自覚されていて、そうした大前提のうえで物語が展開される。客もまたそういう距離を置きながら観て笑う。のちのちディズニーランドが世界中に築かれてからの、ミッキーたちの実在という「夢」を守ることに徹底的にこだわる様とは、まるで対照的な性質なのだ。
 また、アニメパート内のギャグだけでなく、実写パートからアニメパートへとスムーズに移行する構成からして、アニメーションを「描かれたもの=虚構」とする視点が自明だからありうることだろう。ドキュメンタリー番組のように現地の風俗などを説明するナレーションは、そのままスタッフたちの取材風景に言及し、彼らの描いたスケッチが画面に映り、そして「絵が動く」。
 こういうアニメーションの「描かれたもの」という原点は、そのことが生む距離感とは正反対の「感情移入」が大前提となった今のアニメを観ていると、つい忘れてしまう。
この映画はアニメーションと実写がある。実写のシーンは南米について紹介されていて学習映像のようになっている。正直楽しくはない。

アニメーションはドナルドのアンデス旅行、郵便飛行機ペドロ、グーフィーのガウチョ、ブラジルの水彩画の4つの南米を舞台にした短編で構成されている。これも正直楽しくはない。ただペドロだけは良かった。郵便飛行機の少年がお父さん飛行機の代わりに郵便を届けに行くお話だ。ペドロはお調子にのって魔の山アコンカグアに近づきひどい目に合ってしまう。子供の飛行機が一生懸命頑張る姿がとてもよかった。子供ながらも郵便配達という仕事にプロ意識を持っているんだなあこれが。
ピクサーのプレーンズもいいけれどおなじく擬人化された飛行機のお話としてペドロもぜひ知っていただきたい。
ディズニーにしては珍しい、オムニバス風の長編アニメーション作品。それぞれの作品が短編として扱われることもあるみたいですが、やはり一つの作品としてセットで楽しみたいですね。
どれも素敵な作品ですが、個人的に好きなのは『飛行機のペドロ』ですね。なんか妙に可愛いです。たまにペドロのキャラクターグッズを見かけますが、もっすごいマイナーキャラだと思うんですが、買う人はいるんでしょうか…。
ウォルト・ディズニーの頭にどんなに頑張っても勝てないんだろうな。