女優さんの顔がずっとハリウッドの整形顔だなーと思ってそこばかりが気になってケイト・ブランシェットだと気づくまで物語半分くらいかかった。何でケイト・ブランシェットをこれほどまでに認識しなかったんだろう…
勇み足でスクープ飛ばしたら脇の甘さにネトウヨから足元掬われてファクトチェックに勤しむも後の祭りって話です。今はもうこういうこと起きる前提で報道やってると思うんですが、2004年当時だとまだオールドマスメディアが驕り高ぶってたところもある。この事件がきっかけにオールドマスメディアが没落していったのかなもしかして。アメリカでこんな大きな騒ぎがあったの知らなかったけど、遅かれ早かれ起こっていたことですよね。この規模で独自取材できてるメディア、今はどれくらいあるのかなっていうのは思う。
功名心が仇となったのはあいちトリエンナーレでよく見たなっていうのも思いました。あれ芸術に拙速な政治的野心を持ち込んだから大騒ぎになったので、芸術にもっと敬意を払っていればあんなことにならなかった。その構図とこの映画の構図は同じだと私は捉えました。
私の視座はどうやってもロビイストもジャーナリストも向いてなくてアーティストなんだよな、残念なことに。
