心が動かされる瞬間に涙が流れるものだとしたら、この映画はなんというか。。。ひさびさに大好きと言える映画に出会えた気がします。
すごく、こう...解りやすい複雑さがありました。矛盾してるんだけどそんなにズレた感想じゃないと思います。
登場人物が見せる心風景の変化や、明確なメッセージ、ジェイクギレンホールが見せる奥行きのある「闇感」、冷えた目、それがちょっとなに考えてるのか読みにくい空気感になってて、そこがもうこの映画の髄といいますか核といいますか、んで、ここに後半一粒の滴が落ちたときに、じんわーりとした、じんわーりとした温もりが出てくるんですねー。
語り口のアプローチも面白かったですし、目を凝らして観ると、ああそういう意味なのかっと思う見せ方もぼくはすきです。
サントラもよかったな〜。
101分の尺だけど、ぎゅっと映画という名の成分が凝縮されてる作品のように思いました。
あ、あと忘れてはいけないのが邦題。原題は原題で海外では効果的と思うけれど、日本は日本でいいの付けたねーって思います。
今見終えたばかりだけどもっかい見てみよかなーって思うくらい。良作でした!