三郎丸

進撃の巨人 ATTACK ON TITAN END OF THE WORLDの三郎丸のレビュー・感想・評価

2.0
前作を観たので、引き続き鑑賞!

ストーリーは、
主人公エレン(三浦春馬)含む兵士達はこれ以上巨人達が壁内へ入ってこないよう壁穴修復の為頑張り、シキシマ(長谷川博巳)は中心部にある壁を破壊し、のうのうと国を牛耳る偉い人達が住む壁に囲まれた内地へ巨人の脅威を与えるため
【爆弾(不発弾)を取りに行く事】
が物語の軸になります。

原作もある程度読み、世界観を把握して観ていましたが、
【展開についていけなかった】
というのがホンネです…

まず映画前半の巨人達がほぼ出て来なくなります。(さほどの脅威に感じない)巨人にいつ襲われるか分からないというのが根っこにないと…前半の死闘に変な違和感が出ます。
(前半沢山の死者数出し、繰り広げた巨人達と一切闘いませんから…)
致命的なのが…
主人公は巨人に変身出来るようになります!しかし!!それ以外の人も
【死にかけると巨人になれる…】
という何だか良く分からない展開に…
そして、あろうことか巨人は
【首の後ろ部分を(ピンポイントに)切らないと倒せない】
という設定(石原さとみがわざわざ説明までしてました…)なのに、爆死します。
製作陣は都合良く造り過ぎましたね…

それでも、
主人公が巨人を倒す迫力!主人公がその後、壁の上に立ち海を見るシーンに爽快さはありました…が、それを補って余りあるくらいな、映画後半の乱暴な設定破壊。

人間が人体実験で巨人になったとされる話も(100年以上生きれる寿命の謎や子孫が増やせるのか等)説明が中途半端…

「これは駄作だ!」
とまでは言いません…が!
「この作品を観るため、わざわざ映画館に足を運んで1800円支払いたくない」

蛇足ですが、
ラストに続編の含みを持たせる終わり方、何とかならないのかな…
(会社の圧力があるのでしょうけど…)その本編にあまり関係ない部分を考えるなら、本編に全力投球して欲しかったです…
三郎丸

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