Tom2022

ロスト・エモーションのTom2022のレビュー・感想・評価

ロスト・エモーション(2015年製作の映画)
3.5
近未来における感情がない人々による社会を描くSF映画です。感情がなく真っ白な服を着ている人々が印象的です。

世界戦争により荒廃してしまった近未来では、人間の感情が人類を滅亡させてしまったとされ、遺伝子操作によって感情を持たない人間の共同体「イコールズ(Equals)」を構築していました。

そこでは、人間は徹底的に管理されており、愛情や欲望などの感情を発症してしまった人は、欠陥者として隔離施設に送られてしまいます。

愛情や欲望などの感情が人類を滅ぼしてしまうと言う着眼点がすごいですね。感情のない人間は、まるでロボットのようです。こんな社会だったら、人間がいなくても問題ないんじゃないのかなと錯覚してしまう位です🤔。

感情を発症してしまった人々が、感情を抑制しようとしている姿は、見ていて辛い感じがします。日常生活で自然に持つ感情って、大事なんだなあと気づかされます。

また、こんな社会ですので、サイラス(ニコラス・ホルト)とニア(クリステン・スチュワート)のピュアな愛情表現がとても印象的でした。

どこかはわかりませんが、近未来的な建築物での撮影には、日本でもロケが行われているようです。そう聞くとなんだか嬉しいですね😄。
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