ーcoyolyー

キャロルのーcoyolyーのレビュー・感想・評価

キャロル(2015年製作の映画)
3.5
「ブルージャスミン」のケイト・ブランシェットが圧倒的だったのでケイト・ブランシェット様おかわり頂戴!と以前から気になっていたこちらに手を出しました。なんだけど、ケイト・ブランシェット様がなぜあの小娘に一目惚れしたのかわからない、いやまあルーニー・マーラではあるんだけど、あの小娘の人間的な魅力がわからない、何がいいのかな、弱ってたところに優しく手袋届けてもらって心の隙間に付け入られてしまったのかな?それともクソ旦那筆頭に同世代以上の人間の古臭さに嫌気がさして諸々アップデートされてる若者に希望を見出したのかな?それなら私も同世代より20代と話してる方が楽だったりするからそんなもんかな、でもあのyesしか言えない小娘にどんな希望や魅力が…?と考えてるうちに終わってしまいました。ケイト・ブランシェット様はキャロルという女性の強さと弱さのバランスの演じ分け方はさすがケイト・ブランシェット様でしたが、同性愛とか異性愛とか男とか女とか関係なくその恋の相手の魅力がわからないと、物語ってここまで入っていけないのか、ということは勉強になりました。いや恋愛なんか本人同士が合意できてれば外野が特に言うことなぞないのですけど、あの小娘に忘れ物をめぐって優しくされる前に一目惚れしてたのがまずわからない…

テレーズにカメラ持たせたのは「死刑台のエレベーター」ごっこやらせたかったからなのかな、っていうのは思いました。ケイト・ブランシェット様の現像されてた写真が完全に「死刑台のエレベーター」のジャンヌ・モローだった
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