昔(モノクロ時代、7、80年代でも)に撮られていてもおかしくないと思えるミステリーとしては最上級の作品！
タランティーノ映画としてはびっくらこくくらいミステリーとしても出来上がってる！"(準)密室"ミステリーとして推されていたとはねw(今回も情報全く仕入れてなくて良かった。)
ただそれだけじゃないのは、"やはりタランティーノ映画"とも言うべき"悪趣味さ"(褒めてる)も如実に表れているw
女性(極悪即絞首刑予定だが)への身体的にダメージを見せる度重なる流血暴力や黒白人種問題など識者(のようなもの)には色々と批判がありそうだw
それでもこれはアメリカの当時の南北戦争の人種問題を背とする、代表・代理戦争であったりと色々と面白味のある側面も孕んで違った見方ができる部分は非常に面白い。
ただ本編時間167分と3時間近くでミステリーとしては長い・クドイ…無駄に思えるような会話がポンポンポンポンの少しついていくのが大変の会話劇なので、危なく飽きかけた…章立てた話の進行だから2時間いくかいかないかの上映時間だと思っていたので(それならもっと長くてもいいんじゃないか？)とふと思ったのがいけなかった。必要以上に長く感じたw(個人的な意見ですが)
それでもその会話劇は牽制であり、探り合いであるので、グダグダ会話していても一定に漂う凄まじい緊張感は寝落ちにさせる油断がなくてヒリヒリさせる。
でもやはり1、2章をもっと削ってスマートにできたんじゃないかと思うほど出だしがスロースターターに感じてしまいましたね。4章もいきなり解説のモノローグ入るのも"ミステリーとしては悪手"に感じた。興醒めするくらいちょっと下手な演出じゃないかと…
安心してください。ミステリーと言ってもちゃんと穿…タランティーノお得意の血ブッシャブッシャーなゴア描写ももちろんあるのでそちらも期待してよろしいかとw
ラストはミステリーで有名なタイトルを引用できる程の逆にきもてぃいい(気持ちいいとは言ってはない)エンドも自分は好みで見ものですね！
