ねこ無双

シー・オブ・ザ・デッドのねこ無双のレビュー・感想・評価

シー・オブ・ザ・デッド(2013年製作の映画)
3.0
グチャドロ土着ホラー!のロドリゴ・アラガォン監督作品。
今回は釣った魚がゾンビだった!と言うお話。
『サタニック・ビースト』『デス・マングローブ ゾンビ沼』とこれで観るのは3作目。
サタニックもマングローブもFilmarksでは2点台と伸びない作品だけど、私は結構お気に入りの作品たち!もちろんファン登録もしてます!

網でとって獲って獲りまくる!二人組の漁師。
大物釣れた?網を引き揚げると中には初めて見る生き物。
問題なのは「おっぱいに腕もある!」
(しかも出っ歯)
人魚に違いない、と大興奮の若者。
わたしから見た感じは人魚っていうよりも半魚人?相当見た目気持ち悪いですよ。ヘドロっぽい。突然半魚人が暴れ出し襲われてしまうおいちゃん(あ〜やっぱり噛まれた)。

そして楽しみにしてた定番のオレッちの…シリーズ。毎回楽しみにしてます。
『サタニック・ビースト』ではオレッちの肉の調理法、『デス・マングローブ』ではオレッちの治療法(傷口を熱々に焼いたじゃがいもで熱殺菌)。
今回は熱々に焼いたレモンを傷口に当てて熱殺菌!
ここでの治療法はほんと大雑把で、噛まれた傷を海の水でざぶざぶ洗ったり、消毒後に麻酔なしでいきなり針と糸で奥さんがちくちく縫う!

舞台は海辺のバー・オットー。
ロケが他作に比べて美しすぎる…。
アラガォン監督にそれは求めてない、なんか違うって思っていたら…ちゃんと後半はげろげろどろどろ世界に。

着火が遅いのは相変わらずで、漁師が襲われ、汚染されたアカエイを売ってそれを食してさらに惨劇が…始まるのが1時間後。
ガトリングガンまで登場してさらに色々飛びまくります。ガトリングガンはなぜか弾切れなし。

この監督さんは黒魔術がきっと好きなんですね。サタニックでもデス・マングローブでもガッツリ出てきた黒魔術。今回はおまけ程度で。あっなにそれ、もう終わり?なくらいです。こんにちは悪魔さん、そしてさようなら。
最後、まさかの巨大○○登場!は良かった。

サタニックは魔女っ子生誕物語、
デス・マングローブは純愛からのディストピア世界…と凄くドツボだったんですけど、今回はハマれなかなった…。残念です。
グロゴア、ゾンビメイクは素晴らしいので好きな方にはオススメ。