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フィフス・ウェイブのkuuのレビュー・感想・評価

フィフス・ウェイブ(2016年製作の映画)
3.8
世界各地でテロが起こってる。
あくまでも日本のメディアを通してだけど、実行犯の中に子供がふくまれてる。
判断力などが未熟な部分が多くて精神を色んな意味で染めやすいし、無邪気と云えばそうだが警戒心も薄いからやそうだ。
現在のテロリスト集団だけではなく行き詰まってる過激な集団は、
従属しないと殺すと脅し(実際に殺されてる人たちもいる)自分たちの支配するユートピア的地域を拡大していく。
加えて、若者の心揺さぶる宣伝戦略で、世に嘆く者をあらゆる世界から呼び込んでいる。
この映画じゃ異星人(アザーズと呼ばれる)がキャンプを襲撃し大人を殺し、子供を攫っては洗脳し(洗脳は愛を憎しみに換えて復讐心をあおるちゅうもの)、洗脳されない子供は殺される。
深読みもしれんが
『若者よ!彼らはこんな手口で騙してくるからな!』
ちゅう若者へのメッセージかもなんて思った。
ならど対策は?
どないすればええんやろか?
アザーズに操作された若者は愛を知り人間性を取り戻し(あくまでも映画の中で描いてることなので)他者を助けることから人間性の均衡が保たれると云う。
利己的な関係を超越して助け合うのは人間を含め高等な生き物の特徴やし、人類が発達し発展した要因やと最近はよくいわれてる。
この映画じゃ若者だけに訴えかけてるメッセージだけじゃない。
アザーズの化けのを看破した兄ちゃんは、
『人間てのは他種を滅亡に追いやったりしていない』と云ってることに、アザーズは嘲笑する。
過去から現在に至る、いや、現在進行形で人類が種々雑多の種を絶滅に追いやってるんは事実。
⬆のようなメッセージ天こ盛り社会派映画って感じやけど気慰み映画やとしても十分オモロかった。
『ディザスター・サバイバル・ロードムービー』のような宣伝がわるかったんかなぁ。
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