三次元からきたブロンディ

Re:LIFE リライフの三次元からきたブロンディのレビュー・感想・評価

Re:LIFE リライフ(2014年製作の映画)
3.7
「リライフ」面白かった!
この映画は一発屋の脚本家が田舎の大学で客員教授をして自分を見つめ直す話。
大きな何かが起こるわけでもなく、特別な何かが起こるわけでもなく、ゆったりと話が進む。
序盤から規則で決まってようがいまいが教え子とやってしまうというのは驚愕してしまった。

この映画は登場人物に魅力がある。家族のことを話し出すとなく学部長、大きい犬を散歩してる隣のシェイクスピア研究者、個性が強い教え子たち、子供を育てながら大学に通う女性、ハリウッドの女性エージェントなど人間模様が面白い。

この映画は様々な映画作品や監督、原作者など例にでているが、それが結構良かった。特に「ダーティ・ダンシング」の例が面白くニヤリとしてしまった。

主人公のヒュー・グラント、最近だと「コードネームU.N.C.L.E」でエージェントを演じていたのに、今回は打って変って落ち目の脚本家を演じている。この変わりようがえ!となってしまった。
でも、彼はこういう役がよく似合っている。彼にはちょっとダメな人間の方が向いている。

それと学部長のJ・K・シモンズ。シモンズも「セッション」では鬼教師フレッチャーを演じて
いたけれど、今回は罵詈雑言が一切ない家族想いの学部長を演じていて笑ってしまった。

この映画は映画好きの方には堪らない作品となっていると思います。是非劇場でご覧下さい。