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狂った触覚/激愛!ロリータ密猟
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『狂った触覚/激愛!ロリータ密猟』に投稿された感想・評価

針
3.8
佐藤寿保監督の映画は『眼球の夢』に続いて2作目。これが監督デビュー作だそうです。とにかく過激というので興味が湧いて観てみたけど、いやぁきついですね……。でも一見の価値はあったなぁ……。

以下あらすじ(けっこうショッキングです)。
主人公はふたりいて、ひとりは夜な夜な女性を誘拐しては部屋で陵辱して写真を撮ることを趣味にしている青年。もうひとりは年齢より若い少女趣味な服装をして都会をさまよっている少女。彼女の父親は(たぶん)何らかの知的障害をわずらっているようで、姉は成人映画館のトイレで売春をしている。そんなふたりが偶然出会い……。
いちおう形式的には都会のボーイ・ミーツ・ガール!な物語で、ふたりが新宿の雑踏をややぶきっちょにふざけながら歩きまわる中盤のシーンが楽しいです。映画全体からしても、雑踏のなかで撮影した5、6回あるシーンが雰囲気的にも衝撃度でも一番いいところな気がする。
たぶんだけど、少女のほうは性的なものへの激しい嫌悪感とほのかな期待感をないまぜにした感情を抱いているんだと思う。それに対する青年のほうも、核にある感情はわりと近いものなんじゃないかと思うんだけど、こじれにこじらせた欲望と嫌悪感が開幕時点からもう性犯罪という形を取っていて、そんなふたりの出会いが幸せな軌道を描くはずもなく……というところがなんとも過激かつ理不尽で、観ていて大変つらいところです……。

性と血と暴力全開の猟奇描写が満載で、楽しくはないけどある意味見応え抜群とは言えるかなぁ。しかしその核心に置かれているのは、性的なものに対する過度の幻滅と破壊衝動なんじゃないかと自分は思いました。それは監督が20代の若いときに作ったがゆえにより尖った形で表出してるのかもしれないけど、ここまで来るとひとえに世界観の問題で、年齢も性別もそこまで関係ないのかもしれない、と思ったり。

●自分の作品チョイスが悪いのかもしれんけど、ロマンポルノとかこの手の成人映画ってやっぱり生きることへの退廃的な感情を強く喚起させられるものが多い気がしますね……。性的な欲望というのはほとんどの人にごく当たり前にあって、それはどうしようもないものだという現実にてきとうに折り合いをつけ、性生活とか家庭生活を「人並み」に営んでいくというのがまぁ一般的なオトナの生き方だろうと思うんだけど……。そうした性欲や男女関係というものに否応なくついてまわる、嫌悪感とか汚濁性とかおどろおどろしさみたいな部分をクローズアップして、幻滅と暴力と人生破綻の物語として語るような作品ばかりな気はいたします(観るもの偏りすぎか?)。んで自分は正直にいうとそうした厭世的なストーリーは超大好き! ではあるのですが、観終えたあとで元気が湧くかっつうともちろんそんなことはなくて、明日からもまたこんな人間として生きてくのヤだなぁ~というダウナーな気持ちになることがほとんどですね。でもそうした(やや独りよがりな?)感傷性がこの手の物語の一番の魅力なのかも。いびつな自分がいびつな世界でどうしようもなく生きている……みたいな感覚を乱暴に肯定される快楽、みたいなものは正直感じなくもない。でもそれって傍目にはかなり気持ち悪い感情ではあるかも?! とは思ったり。感想の種は尽きまじ🌱

●音楽はけっこうアッパーな感じで、特に最初と最後にかかるロックな「あおげばとうとし」が明るく露悪的。
●ちなみに今作の(アン)ラッキー・アイテムは~~~、じゃじゃん! 「折りたたみナイフ」と「赤い靴」です!
 ナイフはメタファー的にもそのまんまだと思うんだけど、赤い靴という小道具の使われ方が作劇上の一番の見どころで、まぁなんというか観ちゃおれんという感じでした…………。その部分をちょっとだけコメントに。
80年代に監督デビューしたピンク映画四天王の一人である佐藤寿保監督(当時25歳)の長編デビュー作。ソフト化&配信不可。

女をさらっては暴行し風呂敷に包んでゴミ捨て場へ放置する青年。社会の底辺で生きる少女(遠藤清美)との出会いがさらなる暴力を生む。。。

遠藤ミチロウの「仰げば尊し」(1984)が楽曲使用されていることを知り気になっていた一本。佐藤寿保監督×女優・遠藤清美のトークショー付きで鑑賞。

ミチロウに加えてシド・ヴィシャス「マイ・ウエイ」(1978)も使われていた。音楽の趣味は合うのだが映画にはノレなかった。

密室劇は若松孝二監督、新宿でのゲリラ撮影は寺山修司監督への憧れが伺える。これも自分と好みは同じなのだが、本作は好きではなかった。

監督は欲望を噴出させ鬱憤を晴らすような映画を撮りたいのだと見受けられる。しかしその実現がサディスティックに女性を暴行する事で停まっているように見えた。これが若松監督であれば暴行の落とし前として男は自爆するのが決まりだ。

佐藤監督の3作目「人妻コレクター」(1985)も暴行犯に都合の良い映画で気に入らなかった。どうも自分とは合わないようだが、他に気になるタイトルが数本あるので気が向いたら見てみようと思う。

※ピンク映画四天王
佐藤寿保、サトウトシキ、瀬々敬久、佐野和宏
無茶苦茶な撮影のボーイミーツガール。
凄いね。なんだかやる気が湧いてきた。

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