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起終点駅 ターミナルのminorufukuのレビュー・感想・評価

起終点駅 ターミナル(2015年製作の映画)
2.6
過去の誤ちへの後悔を抱え、北海道 釧路で25年間国選弁護士を務める主人公は、ふとしたことから弁護を引き受けたヒロインとの交流が始まり、彼女の問題に関わるとで自分の人生を改めて見直していくという話。
佐藤浩市主演。原作は桜木紫乃の短編。

脚本・構成・演出全てに難がある印象。手法が古めかしいのか? 登場人物たちが出会い、交流を深めるエピソードが唐突だったり、今時こんなベタなの使うか?と失笑したシーンで主人公とヒロインが距離を縮めたりと、お話自体は感動できるはずなのに作り方が下手すぎると感じた。好みもあるだろうが、主人公の過去話を冒頭に駆け足で見せる構成はイマイチ。現代編に挿入する形の方が効果的なのでは?

ほとんど佐藤浩市の演技力でもっている映画。その重厚な存在感はさすが。本田翼は、悲しい過去を持つ女性役としては軽すぎる気もするが、ミスキャストと言われるほど酷いわけでもなく、割と好演していたように思えた。

ザンギをはじめとした、佐藤浩市が作る料理がみんな美味しそう。イクラ丼食べたくなった!
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