『guys がクロウとゴスリングだけだと思ったら大間違い』
1977年のロスを舞台にした、クライムアクションコメディ。
ただこのジャンル分けは人によって微妙に違うだろう。アクション映画成分を多めと見るか、コメディ成分が強いか、とかね。
ここが曲者で、もっと突き抜けた笑いが欲しかったとか、もっとアクションガンガンきて欲しかったとか、不満はあると思う。
私は、少しユルい感じも含め絶妙なバランスだと思った。
舞台が過去であることは、ストーリーと深く関わっていて必要なのだが、ぱっと見の印象はどうも過去には見えず、どうしても過去じゃなきゃ駄目だったのか疑問が残った。
まあ誰一人スマホを手にしてない世界、タバコをスパスパ吸う世界はちょっと興味深かった。
主にコメディ感はゴスリングが担当していて、彼は良かった。
ラッセル・クロウは、もうちょっと痩せないとね。もうちょっとね。
私がこの作品がとても良かったと思うのは主人公の二人に、ゴスリングの娘を加えて、ただのバディムービーに終わらせなかったところ。
この三人のバランス感が好き。この娘のキャラクターがとても好き。演じてるアンガーリー・ライスもとても好き。だってほらポスターを観てみて下さいよ。ちゃんと彼女も映ってるでしょ？ 重要なキャラなんですよ、彼女。
続編もうっすら匂わされてエンドなんだけど、続編は観て観たい。けど仮に次があっても女の子はすぐに大人になっちゃうからなあ。
大人になった彼女も観てみたいけど、このまま大人にならないでも欲しいのよ。
WOWOW(字幕版 18.01.27録画)にて。 18.02.03
2018#009
