なんともはや、色んな意味で非常に厄介な作品
生活の全てが館内で済む1つのマンションビルが、各階層によって階級的に分かれていて、そこに引越してきた主人公のトムとマンションの住人達の物語・・・プロットはこれだけなんだけど、なかなか意図や目的が汲みにくい
管理社会の風刺?階級制度の批判?1つのコミュニティに依存する怖さ?
色々考えたけど、ラストに辿り着くまでにそういう思考を放棄した(笑)
読めないどころかストーリー自体がカオス化してて、頑張ってラストまで鑑賞したが、頭がカオスのまま終了
多分、何かに対しての風刺や警鐘の意図があったはずだが、伝わらなければ意味がない。ましてや、娯楽作品でもなく映画としての評価もし難いので、んー・・困ったもんだ(笑)
芸達者な役者さんを揃えてるけど、彼らが狂った熱演をすればするほど、こちらの頭の中でカオスが肥大していく
それも中毒性のある脳内トリップムービーならまだマシだが、ハテナマーク満開ムービーで終わる
そう思うとある意味凄い映画なのかもっ!
・・・いや、違うな(笑)