⚪概要とあらすじ
サンダンス映画祭でのグランプリと観客賞受賞を筆頭に、さまざまな映画賞で旋風を巻き起こした音楽ドラマ。
名門音楽学校へと入学し、世界に通用するジャズドラマーになろうと決意するニーマン(マイルズ・テラー)。そんな彼を待ち受けていたのは、鬼教師として名をはせるフレッチャー(J・K・シモンズ)だった。ひたすら罵声を浴びせ、完璧な演奏を引き出すためには暴力をも辞さない彼におののきながらも、その指導に必死に食らい付いていくニーマン。だが、フレッチャーのレッスンは次第に狂気じみたものへと変化していく...。
⚪キャッチコピーとセリフ
“アカデミー賞が飛び付いた才能と狂気”
「合図する」
⚪感想
狂気VS才能。いや狂気VS狂気!?
とにかく鳥肌たった。
ラストはもうくぎづけで呼吸が止まり、手に汗握る。
ラスト9分で感動と迫力と見応えと面白さを爆発させる。
音の迫力。
特にドラムの迫力が異次元。
これ観て一周まわってドラムをやりたくなる。優しい先生に教わりたい...。
この監督の作品は『LA・LA・LAND』でもそうだったんだけど他の映画と違った道を行っている気がして斬新で新鮮さを感じる。まだこの2作しか観てないけども。
好みが圧倒的に分かれる展開、演出でもある。
J・K・シモンズ演じるフレッチャーの狂気にドキドキが止まらない。
映画の内容を音楽で綺麗にカバーしている。
物足りなさは全くなく、逆に凄いものを観てしまった満腹感。
音楽って歌を聞く程度だけど、この映画を観るとこういう楽器演奏はその場その場でしか生み出せない音があって、録音という概念をなしにすれば二度と同じ音を聞くことはできない儚いものに感じる。
ジャケットはしょうがないけど字がないほうが良いジャケットだと思う。日本字でジャケットの良さ潰しがち。
⚪以下ネタバレ
事故にあって血だらけで来るニーマンには狂気を感じた。
現実にいたらもう本当にヤバいやつ。
フレッチャーも狂気なんだけどニーマンもニーマンでドラムに対しての思いが狂気。
⚪鑑賞
TSUTAYAのDVDで鑑賞(吹き替え)。
GYAO!で振り返り(字幕)。