ミチ

最後まで行くのミチのレビュー・感想・評価

最後まで行く(2014年製作の映画)
3.4
自分が起こしたひき逃げ事件を隠蔽しようとしたことから、とんでもない大事に巻き込まれていく刑事の物語。


たまたまCSでやっていたので鑑賞。

シリアスなものを想像していたら、意外にもドタバタコメディだった。


韓国の警察というとあまりいい描かれ方をしないが、本作の主人公である刑事のゴンスもなかなかどうしようもない人物。

母親が亡くなり葬儀の真っ最中なのに、急に職場に監査が入ることになり、やましい事のあるゴンスは葬儀を抜け出してしまう。

しかも急いで警察に向かう最中に人を轢いてしまい、挙句の果てに遺体を隠してしまうのだ。

しかし行き当たりばったりの隠蔽が上手くいくはずはなく、現場を見ていたという謎の人物から電話がかかってくる。


後先考えずに動いてしまうゴンスをイ・ソンギュンが好演。

よく考えればかなりのクズっぷりなのだが、どこか憎めないキャラクターに仕上げている。

細いところをつつけばキリがないが、展開が早く飽きさせないので、全力でドタバタするゴンスを笑いながら観るのが正解。
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