何を隠そう小中学生時代、私はTM NETWORKのファンだったのだ！

この映画は伝説のパルコパート3でのファーストライブから、東京ドームの解散ライブまでの10年間の映像で構成されていて、当時ライブに行くことが叶わなかった私にとっては感涙もの。
ウツも木根もTKも（B'zの松本も）みんな若い！！
動きにキレがある！笑

汗だくでダンスしながら歌うウツは今観ても超絶セクスィー。
TKによる緻密に作り込まれた楽曲の数々。
いまだに小室哲哉の音楽的なピークはTM時代だと信じて疑いません！
エアギター木根の後ろで弾きまくる松本の勇姿！

結構既発の映像が多かったのが残念なのと、選曲がいまいちな気がしますが、
彼らのライブや楽曲のクオリティの高さが凝縮された逸品です。

この時代のTMを生で観たかった！！

• #木根さんはちゃんと弾いてます。曲によっては。

FANKSなら見とかないとダメでしょう。
それ以外の人はまったく観る意味がないでしょう。

インタビューとかドキュメンタリーとか一切なし。
ひたすら1984～1994のライブ映像。
SELF CONTROLとかSEVEN DAYS WARとか
RESISTANCEとかが出てこなかったのは残念だが、
あの歌がない！という不満はFANKSの数だけあるだろうから仕方ない。

TM NETWORKは再始動して今も活動しているが、
やはり1994年に「終了」宣言するまでのあの時期はひときわ特別だ。
一番好きだった頃の、好きでたまらなかった曲たちを大画面大音響で堪能できる。
ただそれだけの映画だ。それだけで満たされる人のための映画だ。
それ以外のものを求める人は、やめておいた方がいい。安くはないだけに（3000円）。

TMファンに向けたライヴヒストリーセレクト。
30周年記念と言いながらも1984〜1994年までの10年間のみ…。
今回の映画、個人的にはTM NETWORKの偉業・功績をわかりやすく記録としてまとめたドキュメンタリー的なフィルムを期待してた部分があった。
まあ当時の素材に取材や舞台裏の映像も残ってないなら難しいのかもしれない。
ただできればファンのみでなく、映画として一般でも楽しめる作品がよかった。
一切の説明も無く、ライヴ映像の編集だけで見せていくので全く優しくはない。
完全に音楽とパフォーマンスの力に委ねてる。
そしてこれはTMN終了ショックを味わった世代と後追いファンとでは受け方がだいぶ変わるかと。
前者なら思い出の力にも乗っかれる。

今回TM映画として懐かしい映像を観ながら再確認できたのは、宇都宮隆の声の綺麗さと歌の上手さ、小室哲哉のメロディーメーカーとしての才能、木根尚登のヒューマンな役割だったり、その三人を支えるFENCE OF DEFENSEの面々や松本孝弘、浅倉大介、葛城哲哉、阿部薫らのバンド力やね。
映画館の大画面音響で名曲の数々を聴けたのは嬉しい。
若い世代にも知ってほしい曲がたくさんあると実感。
ただ、「え？この曲が出てこないってどういうこと？！」みたいなことにもなってる（笑）

TM NETWORKは数々の先駆者的なことをやってたから、音楽的にもっと深くなんぼでも掘れる題材。
なのにただの昔のLIVE映像の編集だけで、本当に勿体ないことしてくれてるよなあと残念でならない。