このレビューはネタバレを含みます
日本軍に徴兵されボコボコにされる朝鮮人アロウンが上官の姪に惚れるお話。舞台と言語が合致しない映画というのは、そればかり気になってしまう…。
最初の90分くらいは途轍もなく退屈。突っ込みどころだらけのメロドラマ…。着物左前だし、壊れたと言った車ですぐ逃げ出してるし、兵舎から簡単に外出してるし、頻繁に空襲食らう割にどこも焼けてないし、そもそもいつになったら出兵するんだ?「朝鮮人は泥棒しかできない」とまで曰わった人が次会った時にはモジモジ…。馬車でどこ逃げんの…?
ところがラスト15分でいきなりボルテージが上がり、かなりのインパクトのラスト。炎を後ろに立ち上がるアロウンには鳥肌立ちました。まさかこの為にここまで退屈な描写を…てことはないか。
全てを吹き飛ばす迫力のラストシーンの為にこちらが試されていたような作品でした。