TBear

本能寺ホテルのTBearのネタバレレビュー・内容・結末

本能寺ホテル(2017年製作の映画)
3.0

このレビューはネタバレを含みます

他の信長のドラマとか映画と比べると物足りなかった。
本能寺ホテルにあるエレベーターに、鳴らないはずのオルゴールが鳴っていて、尚且つ信長ゆかりの金平糖を食べながら入ると、本能寺の変が起こる前日の本能寺へとタイムスリップするという設定。この設定なら、過去にも偶然タイムスリップしちゃった人いるでしょ(笑)
そして、本能寺から現代の本能寺ホテルに戻って来るには、本能寺ホテルの受付の呼び鈴が鳴らされなければならない。これって運任せ過ぎないですか?(笑)
最後まで倉本繭子(綾瀬はるか)しか本能寺ホテルが本能寺に繋がってることを知らなかったが、あと1人くらい現代にいる人が秘密を知っていた方が楽しめたと思う。
何しろ繭子だけが秘密を知っていたから現代と戦国の行き来が完全に運任せだった(笑)
見終わって、不完全燃焼だった。
主軸は流れに身を任せ、自分のやりたいことなんか気にしていなかった主人公がやりたいことを見出し、自ら行動するようになるストーリーだが、結局結婚間近の彼と別れる時も自分から別れを切り出さず、相手から別れを切り出された。主人公にとって変わったことは、自分がやりたかった仕事を決めたことくらい。
冒頭の加藤諒は面白かったし、近藤正臣のキャラクターも味が出ていて魅力的だった。でもちょくちょく出てくる八嶋智人はちょっとよく分からなかった。
堤真一の信長、濱田岳の蘭丸も魅力的で、特に蘭丸が良かった。でもそれ以外はあまり印象に残らない。
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