このレビューはネタバレを含みます
前作のレビューで「こっちは迷路内で右往左往するのが観たいから早く迷路入れよ！」みたいなことを書いたのですが、今作は製作陣が、まるで記憶喪失にでもなったのか？と思うほどの「ここは何処？メイズってなに？」的な、全く違うお話になっております。
それどころか、もはや迷路に飽きてしまったみたいで、まさかのティーンエイジャー向けのゾンビ映画にするという、逆に斬新な発想で見事に僕を裏切ってくれました。
謎の迷路を抜けて、謎の組織に捕まり、砂漠の中の謎の施設に連れてこられて、謎の組織WICKEDに、謎の病原体フレアウィルスの抗体実験するための血液採取が嫌で、謎のノープランで無限に広がる砂漠へ飛び出し、謎のゾンビに出会って、もはやどうやって前髪セットしているのか謎な”ミンホ”とかいう【HUNTER×HUNTER】のレイザーみたいな仲間を救い出すため、最後は謎の熟女をやっつけに行く！
前作同様に、とにかく「謎」が多い続編。
ここまで来るとあと一作で、話を全部畳むことはできるのか？と逆に心配になってくるほどです。
本当にメイズに迷い込んでしまったのは、この映画の製作陣たちなのかもしれない。
ちなみに前作の最後に死んだ集落の副リーダーみたいなウザいあいつ【リトル・ランボーズ】のリー役の男の子ですね。
「マット・デイモンをブサイクにしたようなやつ」とか言ってごめんよ、少年。
