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恋するパリのランデヴーのNMのネタバレレビュー・内容・結末

恋するパリのランデヴー(2012年製作の映画)
3.0

このレビューはネタバレを含みます

タイトルやサムネで全然期待していなかったが、たまたま観たら途中でソフィー・マルソーであることに気付き、あとは彼女の魅力で作品を引っ張り、最後まで観てしまった。

結婚二度目子供三人、夫とは別居中ワケありだけど、自分を大切にパワフルに生きる女性が爽快。
男も始めは、子供がいるなんてとおっかなびっくりだったが、徐々に子供たちと信頼を築き、やがて愛するように。
卑怯と思われた夫が、最後急に引き下がるのはやや拍子抜けか。
また、複雑な家庭事情を暗く重くしないためなのか、押し売りのようなコミカル感は少し気になった。二人でいるところを夫に見つかったり、子供に見られたりするなんて、面白いでしょう?というような。実際にこんな状況があったらこんなに単純にいくはずがないと思うが、成果あって、全く軽くて見やすい雰囲気に仕上がっている。

しかし、子持ちの性をタブー視したり、結婚制度を無理やり神聖化し過ぎることは幸せを遠ざけることもあるのかも知れないと、逆にこちらに考えさせる力は十分ある。
齢を重ねていく女性の生き方の参考になりそう。ソフィーは少し腹が出て、小じわも見受けられるが、それを隠そうとしていない。それは恥もなんでもないのだ。時にはすっぴんで、自分に似合う服を選んでいて、過剰な装飾品はつけずシックだけど華やかさもあり、無理な若作りをせず、今の年齢相応の美しさを持っている。元々が美人過ぎるのはしょうがないとして。
一瞬だけ登場する、女性に怒鳴るなと注意するジョギング男性が気に入った。
最後はハッピーエンドなので元気になれる。音楽が豊富で華やか。
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