ケイスケ

アベンジャーズ/エンドゲームのケイスケのレビュー・感想・評価

4.5
言い方に語弊があるかもしれないが高スコアを付けざるを得ない。10年以上もの年月をかけたクロスオーバー作の(ひとまず)大団円。それをやり切ったキャスト・スタッフ陣にはいくら感謝しても足りません。

アイアンマンらアベンジャーズとサノスが戦った結果、全宇宙の生命は半数になってしまう。宇宙をさまよいながらスーツの開発を続けるアイアンマンをはじめ、生き残ったキャプテン・アメリカやソーらは再び集まり、サノスへの逆襲を始める。

あっという間の3時間だった。正直、中弛みはあるのだが見ている間は「終わらないでくれ…!」と願い続けていました。エンドゲームが終わってしまったら、喪失感で他の映画をしばらく見なくなのではと危惧していた。まあ、そんなことは無く今も普通に見てるんだけど笑。

アクションシーンはもちろん見所なんだけど、本作のキモであるタイムトラベル要素が実は良く出来ている。「タイムトラベルで仲間を助ける!」って聞いたときは「おいマジか!」と御都合主義展開を危惧したのだが、そんなことは当然スタッフも分かり切ってること。ここはトニーパートで泣いてしまいました。

そしてラスト、ストレンジが予見した1400万605分の1の瞬間。ここは映画館で本当に震えた。そしてキャップのあの燃える一言。ここから始まる大乱戦はそりゃ映画館で見るしかないでしょう。情報過多すぎて2回見てもよく把握できてませんが笑。

ハッキリ言って映画の様々なユニバース化に対する疑問はあります。しかし、これだけの映画を自分が生きている時代にリアルタイムで追いかけられたことは、本当に幸福な映画体験だったと思います。果たしてこの先、これ以上の感動体験が映画館で味わえるのか、そしてMCUの大成功でこれから映画はどう変わっていくのか。非常に興味深いです。

間違いなく歴史に名を残す映画です。全てのキャスト、スタッフ、そしてMCUを支えてきたファンの皆様、本当に素晴らしい作品をありがとうございます。まずは初期キャストの皆様、お疲れ様でした。