鍋レモン

スーサイド・スクワッドの鍋レモンのレビュー・感想・評価

スーサイド・スクワッド(2016年製作の映画)
4.3
⚪概要とあらすじ
DCコミックスに登場する悪役がそろい、危険な任務に挑む部隊“スーサイド・スクワッド”を結成して悪対悪のバトルを繰り広げるアクション。

世界崩壊の危機が到来。政府は、最強のスナイパーであるデッドショット(ウィル・スミス)や、ジョーカー(ジャレッド・レトー)に夢中のハーレイ・クイン(マーゴット・ロビー)ら、服役中の悪党たちによる特殊部隊“スーサイド・スクワッド”を結成する。命令に背いた者、任務に失敗した者には、自爆装置が作動するという状況で、寄せ集めの悪党たちが戦いに挑む…。

⚪キャッチコピーとセリフ
“史上最強の“悪カワ”ヒロインと10人の悪党たち”

「俺のために死ねるか?」

⚪感想
アクション作品。

『バットマンVSスーパーマン』を映画館で観た時に今作のクリアファイルを貰ったのがきっかけで今作も映画館で観た。無料でまた観れるの嬉しい。

ヒーローが集まる『ジャスティスリーグ』と対する悪役が集まる『スーサイド・スクワッド』。
お互いに普通の人間もいれば、特殊な能力を持っているものも。そうした中で人を救うために行使するものもいれば、自分の欲のために行使するものもいる。

みなが憧れるヒーローという存在の裏に、神からも見放された彼らがいるようで熱い。

ヒーローが集まる、アンチヒーローが集まるという内容はMARVELよりもDCの方が早かったとか。

個人的にジョーカーに期待してたから、ハーレイ・クインがほぼメインなのがちょっと悲しかった。既にチラシやキャッチコピーからもハーレイ・クインがメインなのが伺える。
ジャレッド・レトはあんなにも役作り頑張ったのにそれだけかい感。かなりの時間カットされてしまったそうで。私は斬新で奇抜でエロッエロなレトジョ大好き。しかも吹き替えは子安武人さんなわけで。心臓バクバク。
単独作を期待してたのにホアキン・フェニックスの『ジョーカー』にかき消された。辛い。辛い。辛い。

DC映画は予告CMの内容にいい意味でいつも騙されてしまう。

一人一人のキャラクターが奇抜で斬新で可愛い。
めちゃくちゃ役に立たないキャラもいたけど全員ビジュアルが最高。

カタナ役の福原かれんさんが可愛い。
ディズニーのテレビで仕事していたこともあるし、日本語も英語もどっちもペラペラ。
衣装も日本の漢字が使われていてめちゃくちゃオシャレ。
気になりすぎてカタナの過去について調べたら結構切なかった。

デッドショットはそんな好きじゃない。ウィル・スミスが合っていないのか、キャラとしてあんまりなのか。

ベン・アフレックのバットマン、ブルース・ウェインも。もう本当好き。最高。

キラー・クロックの声はカズレーザーさんだけど声が加工されてるから特に気にならず。他の芸人さんも一言二言ぐらいなので気にならない。

ブーメランは見た目に反してめちゃカワ。

駄作やクソ映画と簡単に言われてしまってるけど私はめちゃくちゃ大好きだし、この作品に出会えてよかったと思ってる。

悪役というヒーローの敵である立場の人間がヒーロー的立場に置き換わる斬新さ。

後半でかかる『ボヘミアン・ラプソディ』が1番好きなんだけど他の曲も映画に合ってる。サントラ好き。

ポイズンアイビーを出して欲しかった。



⚪以下ネタバレ



ジョーカーとハーレイ(クインゼル先生)の出会いやなぜそうなったかだけで1作品作っても良いくらい魅力的。
コミック的にジョーカーはハーレイをあまり好んでいないのが通常だと思っていたけど今作ではジョーカーもハーレイのことが大好きそうなのが良かった。仕事仲間的なやつにハーレイを「最高にビッチだな」みたいに言われてガチギレしてるっぽいシーン好き。ハーレイのジョーカーを「プリンちゃん」呼びも可愛い。
ジョーカーが寝転んで笑うシーンにベビー服あるのが気になる。
ジョーカーに狂わされて、「俺のために死ねるか?」ってたまらないな。

バットマンに追いかけられてジョーカーとハーレイが車で海に飛び込むシーンが好き。ハーレイ泳げないのにジョーカー普通に置いてくやつ。ハーレイはバットマンに救助され人工呼吸。生まれ変わるならこのハーレイ・クインになりたい。

ハーレイがダンスシーンでコミックの服を着たり、ミッション始める時の衣装合わせでまたその服を自分の体に合わせるシーンがあったのが良かった。

ハーレイを化学薬品の沼みたいなところにジョーカーは突き落とすんだけど助けに行くのかっこいいし、ハーレイのあの髪色はハーレイ自身の服とジョーカーの服の色素が抜けて付いてるのが最高に可愛い。

ハーレイ救出に来たジョーカー。救いに来たからスーツ姿なの可愛いな。けど追撃されてまた離れ離れ。一緒に飛ばずハーレイを守るために突き落とす。
最後の最後でまたまた助けに来てくれるジョーカー。

ロープのモブみが好き。あんなすぐ死ぬと思わないじゃん。当時「君の名は。」が流行っていたこともあって、「君の縄。」といじられてたの覚えてる。

ディアブロは今作の裏の主役。クソかっこいい。

カーラ・デルヴィーニュのエンチャントレス。実は今作の悪役という。あと弟も。
大佐とできてるのがちょっと笑える。

エンチャントレスが見せる心の奥底にあるみんなの望み。ハーレイ・クインがジョーカーとありふれた家庭なのが切ないというかなんというか。それにしてもジャレッド・レトの顔が良い。

⚪鑑賞
映画館で鑑賞。
GYAO!で鑑賞(字幕)。

⚪パンフレット所持
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