続ためいきの作品情報・感想・評価

「続ためいき」に投稿された感想・評価

何ツーつかみ所のない映画なのだろうか。面白かったけど。
OLの処女喪失話。
OL3人組のうち、年増の女だけがセクハラ係長からボディタッチされないだとか、その辺の中年女性に対する配慮がない演出が素晴らしいと思う。
あと、ラストの自転車も爽やか!

曽根監督ってフラッシュバックを多用するんだね。普通の監督がやると結構ダサくなるけど、曽根の場合なぜか全くダサくなくてむしろ良い。 後、8mm上映会のシーンでの早まわしだとか、結構遊んでて楽しい。あと、冒頭の痴女再現シーンくそワロタ。
処女を捨てられずにいる真面目なOL(梢ひとみ)が、かつて自分の母親(葵三津子)と密通していた、新任の部長(戸浦六宏)と遭遇してしまう。女性の性的抑圧からの解放と母親離れを題材に取っている、日活ロマンポルノ。宇能鴻一郎原作。

映像や雰囲気作りは曽根中生なのだけど、やっていることは宇能鴻一郎の艶笑劇。テクニカルなカメラワークで場面転換しながら、ヘンテコなレトリックによる台詞回しが繰り広げられる。

前半部は、処女の主人公が勤務先の下半身事情を引いた目線で人間観察していく展開。後半部は、主人公の性の成長に棹さす部長が登場する展開。母と同じ人を愛したことが、ひいては母親超えをもたらすことになる、というモチーフが採用されている。

しかしながら、部長が抱えることになる悔恨の念が軽々しいため、「エロ部長の一人勝ち」のようになっているのが引っ掛かる。部長が重責を受ける描写を、どうにかして欲しかったところ。
14.12.8@シネマヴェーラ渋谷<追悼特集 曽根中生伝説>
mstk

mstkの感想・評価

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2014/12/11
@シネマヴェーラ渋谷。「もりしたクンが痴女にあった話を聞くの」と同僚女性3人がはしゃぐ冒頭から、男性同僚氏と同じ姓を持つ者としてはコーフンが収まらず。おふざけとエロ満載ながら母娘のしっとりとして爽やか、或いは微笑ましげでチョット怖いドラマへと転じていく驚き!