きさん

シン・ゴジラのきさんのネタバレレビュー・内容・結末

シン・ゴジラ(2016年製作の映画)
4.6

このレビューはネタバレを含みます

この国は、まだまだやれる。


矢口蘭堂のこのセリフを抱きしめたい。


前半30分近く会議長い長い!!
会議名も作戦名も長い!笑
これだよこれ!超日本だなぁ〜笑

アニメ畑の庵野監督のキャラクター描写や台詞回しがゴジラと日本に見事融合しとると思います。

まず字幕なしで1周目、字幕入れて2周目鑑賞必須ですよマッタク(ヾノ・∀・`)
シン・ウルトラマン上映も字幕入れてくんないかな笑

いろんな名優おじさん達のムズカシイ用語と早口言葉な会議報告指示出しにアラアラマァマァが止まらないなぁ(*・艸・)
余貴美子様の花森防衛大臣は今作のヒロインだし、平泉成も國村隼もみんなカッコイインダカラモウ!

巨災対メンバーのドリーム感大好き。
出世に無縁な霞が関のはぐれ者、一匹狼、変わり者、オタク、問題児、鼻つまみ者、厄介者、学会の異端児ですって……?
最高や……!!!(´;ω;`)
綾波レイ枠尾頭さんとか高橋一生の理研くんとかキャラ立ちにホクホクです。

キャッチコピーの『現実(ニッポン)対虚構(ゴジラ)』ってうまい。
強制的に現実に引き戻す最終回のエヴァみを感じるパターソン石原さとみ様に困惑( ´_ゝ`)
あの世界観に放り込まれるトンデモ違和感は逆に楽しむべき。


『動』のゴジラパートも邦画の最大限を見れて好感触。
ゴジラ自体のフォルムは米版の方が私は好みですけど、キモチワルサとなんかベタベタしてそうな感じとかこれもまた良いゴジラ。
米軍の攻撃からの閣僚勢全滅の絶望感と言ったらもう。永田町も霞ヶ関もぜんぶ燃えている。庵野パワーを感じるゴジラ使いです。

終始一貫政府と自衛隊側のターン。冷やかしたり邪魔したりするクソみたいな人物は出てこなくて、誰もが一丸となってこの有事に真剣にヒロイックに取り組んでる事にフィクションを感じる自分に些かの悲しみを覚えました(´;ω;`)

エンドロールにゴジラ役野村萬斎って出るのシュールっすよね( ´_ゝ`)
是非とも新宿の東宝ビルよろしく東京駅にも凍結ゴジラを作って欲しいものだ。
きさん

きさん