Adachi

アサシン クリードのAdachiのレビュー・感想・評価

アサシン クリード(2016年製作の映画)
1.5
つまらなかった、、、久々劇場を途中で出ようかと悩み、「早く終われ」と50回くらい時計を確認したと思う。はい、サーセン

もう身も蓋もない事を言いますが、これ現実と過去の錯綜させる設定が、致命的に全体をつまらなくしているし、それ以上に確実に観客に飽きと疲弊を感じさせてる気がする。

その現実と過去の入れ替わりが唐突すぎでして、まず暗い空間の現実世界の映像と、明るい空間の過去世界のライティングの落差に激しく目が疲れるし、それに目的とルール設定が極めて不明瞭なため、話が展開しても原作を知らない観客は「えっ?あっ…そうっすか」と完全に置いてけぼりをくらう。

アクションもゲーム再現度高しで、派手かもしれませんが、「正直こっちは[マッハ!]とか[チョコレート・ファイター]とか観てるしな〜、ジージャー今頃何をしてるんだろ〜」とか関係ない事を考える始末(これはお前の勝手)

人物像の掘り下げ、描き込みも極めて薄いので物語に没入しづらく、特に施設内での囚人アサシン連中に関しては最早雑すぎて、主人公との交流がほとんど無いまま皆様彼に同調して、普通に行動を共にして、いきなり反乱して、あんなドヤァ!ポーズで横並びされても「お前ら誰だよ!」と突っ込みを入れてしまうのは、きっと僕だけではないはずです。

唯一楽しんだのは、大の大人がバーチャルアトラクションを上半身裸で、一心不乱に全力で激しく遊んでいた、あの場面のシュールな姿には少し笑った。
あのような滑稽な空間を目の当たりにしても口角ひとつ怯ませず、真顔を演じ切ったマリオン・コティヤールの「表情演技」に関しては、やはり彼女は真の女優である。
もしも僕なら堪えきれず、直ぐに笑ってしまい「ババ〜ン、Adachiぃ〜アウトォ〜タイキック〜」で、ドサクサに紛れて、それこそジージャーの蹴りを頂戴したい次第であります(はい、なんか色々アウト)
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