このレビューはネタバレを含みます
今年のワーストは『ターミネーター:ニュー・フェイト』で決まりかと思いきや、まさか最後にこの映画がすべり込んで来るとは!
ニヤリとさせられたりテンションがアガるところが全て過去の遺産によるものだけで、新しい部分に魅力や感動が無かったのが残念。
何より前作を全否定するブレ具合がね。
J.J.的には前作の方がおかしいのかも知れないが、観客側には知ったこっちゃないわけで、前作でレイが何者でもないと結論付けたのに、いきなりパルパティーンの孫でしたって言われても、製作側がファンに日和ったとしか思えない。
またカイロ・レンが改心するシーンでは、それでいいなら一作目で戻ってこいよとw
まあそれ以外にもツッコミどころは色々あるけど、厨二病患者が書いた同人誌をマジで映画化しましたってストーリー展開はナシかなと。
最後もファンなら既にタイトルでネタバレしてるラストシーンにどう繋げるかだけど、レイかレンのどちらかが2つの太陽の前に立つのは分かってるわけで、いずれにせよその演出が本作どころかシリーズの全てと言っても過言ではないのに、さして感動が無かったのが致命的。
ファンの心情によるプラス補完がないと、正直キツい作品かなと思う。
まあ厳しい評価なのは期待が大きかった裏返しという事で、おまけで★一つするのもなんだかんだで楽しめたし、これからもフォースと共にあらんことを!
☆☆☆★