盛大に終わった。終わってしまった。見届けた。
しかし、140分は短かった。8で広げすぎたから仕方ないかもしれないが、とにかくせわしなかった。
ディテールが描かれないままどんどんと進む。
この感覚はロードオブザリングで味わったものと似ている。
ハリーポッターのようにパート分けしてもとは思ったけど、
3部作にする様式美、こだわりも理解できるので難しい。
フォースはインフレを起こし、どこにいようが関係なく戦える。
もはやシャイニングかよって突っ込みたくなる。
戦闘シーンもまるでアベンジャーズ。
とにかく動、動、動!で
前作に引き続きひたすらに繰り広げられる戦闘シーン。
もうお互いに「感じる」とすぐに戦いが始まる。
息のつく暇がない。
惑星エクセゴルのカルト感高まるビジュアライズはRPGのラスボスに向かう様相でとてもカッコいい。
またスノークが咬ませ犬だったことに落胆せざるを得なかった前作から、パルパティーンの復活に胸が躍らなかったかと言うと嘘になる。
しかしながら、やはりパルパティーン頼みになったか。
7はハンソロ、8はルーク、そして9はパルパティーン。
彼らの存在が強すぎる。
レジェント達に頼り切った作品になるのは不可避だった。
でもなによりも恐れていたベイダー復活は免れて本当によかった。
とにかく迫力はあったし、戦闘シーンもとてもハラハラするので見応えはある。
ただ、何度も見返すならダースベイダーの一生を描いた1~6に軍配が上がる。
1から3で描く伏線回収、禁断の愛から招かれるシリアスさ、
4から6で描く三角関係、なんだかコミカルな世界感がSF映画の域を超えた唯一無二な世界観を醸し出していたなと改めて思う。
でもきちんと完結させてくれてありがとう。
そして、カイロレンを暗黒面から救い出してくれて、
無様な死にざまにさせずにありがとう。
9のカイロレンは確かにかっこよかった。
でも、欲を言えば、二人で共闘して
パルパティーンを倒してほしかったな。
ベイダーの孫、ハンソロとレイアの息子なんだから、、、