むぎちゃ

スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明けのむぎちゃのネタバレレビュー・内容・結末

3.4

このレビューはネタバレを含みます

メンテしなくても飛べるぞ!Xウィング!
燃料無くても飛べるぞ!Xウィング!
海藻はフォースで掃除だぞ!Xウィング!


名前忘れたけど、ポーの旧友の仮面女いたじゃん?あんなキャラ立ってるのに出番なかったのって絶対スピンオフ作る前提だよねあれ。

そんなことは置いといて…
上手いことep.8をなかったことに、と言うよりも引き継ぐ部分を極々最小限に留め、評判悪かった要素を無視した事が功を奏したって印象。
レイの出生、これみよがしに増やしたエイリアン、ローズの謹慎etc...笑

とても6みたいな大団円とまでは言えないけど、出せるキャラ全部出してラストシーンをあの場所に持ってくる事でどうにかフィナーレとしての折り合いをつけれたかなー。
分かりやすいアイコンとして用意したんだろうけど、黄色のセーバーは安直だったような…。
(赤と青の中間は緑な気がするけど緑は既にジェダイカラーだから、ちょい横にずらして黄色にした?)

今ふと思ったけど、黄色じゃなくて金色と捉えると色々面白い解釈が生まれそうな…。不壊の存在…ないか。

レイがパルパティーンの子孫=シスの血を引き継いだ存在でありながらジェダイに目覚める設定は面白いけど、何故かレン君との対の関係、二人でひとつって関係が薄まってしまったのが残念。それが原因か、レン君死んじゃうし。
『ジェダイの血を引きながらシスに目覚めた男』と『シスの血を引きながらジェダイに目覚めた女』、良い設定だったと思うんだけどなぁ…。

そうそう、やたら今三部作で評判悪いチャンバラだけど、結構好きなんだよねあの力まかせというか滅茶苦茶な太刀。
演舞のような殺陣もカッコイイけど、正規に修行してない新時代の若者たちっていう世界観ととてもマッチしてる気がして好きなのよ、あれはあれで。

ベタ展開と圧倒的物量の組み合わせに弱いらしく、終盤のファルコンを先頭に戦闘機が空を埋め尽くしたシーンは立ち上がって声を上げたくなった。そういやレディプレイヤーワンも似たようなシーンで感動したな。

さて、9が終わった今、今三部作通して出すことの出来る結論のひとつが『アナキン・スカイウォーカーはフォースにバランスをもたらす者ではなかった』事が最も不憫だと感じた。
とは言えそこに対して納得いくいかないみたいな議論は、最早半分続編だけどその実半分リブートである今回の三部作においてはあまり意味が無いんじゃないかなぁとも思ったけど。
言い方悪いけど、個人的にはスターウォーズは『世界一成功したカルト映画』って思ってるので笑
神格化した人にはとびきりの神映画だし、それが出来ない人には凡作。

ほぼほぼ文句で終わりそうだけど、なんだかんだでスターウォーズという「ザ・SF超大作」を大きなスクリーンで観れて、名トラックの数々を劇場の音響設備で聴ける環境は贅沢の極み。
エンドロールは目を瞑ってその贅沢に身を委ねてた。同時に聴き馴染みのある各トラックを映画館で聴くのも最後か~と、感慨深いものがあった…。

次の三部作?知らないですね。
むぎちゃ

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