サラリーマン岡崎

美女と野獣のサラリーマン岡崎のレビュー・感想・評価

美女と野獣(2017年製作の映画)
4.2
「太陽が東から昇るように 語り継がれる 美女と野獣」
という歌詞ながら、25年の時を超えて実写化された本作。(俺と同い年!)

何が語り継がれたと言うと、
ちゃんと、心を見て人を判断しろと言うことで、
現代らしく、人種・セクシャリティなどを結構直接的に出してくる。
ダイバーシティを訴えかけているところが現代に実写化し、語り継がれた意味ということがまざまざとわかる。
魔女が偏見の象徴として描かれているのが肝。
別に人の違いなんか関係ない、みんな仲間!的な!

でも、その要素をプラスにしつつ、
やっぱりいいのが、野獣のたくましい装いからの儚く脆い心を持っているキュンポイント。
ムーンライトにも似たようなロマンチックありました。
ベルが恋するのもわかります。母性本能な。
まー、あと、ギャップ?

そして、召使いたちの仲間感!
とてもいい!
可愛い家具たちに姿を変えながら奮闘する姿が可愛く、好感を覚え、
いつの間にか観客も彼らと仲間の気分にさせてくれます!
高校生の不器用な2人の恋を実らせる周りの同級生の様に、
ベルと野獣の恋を盛り上げてくれます!

とりま、みんな仲間だよ的な、エスパーだよ!的な
観客も2人の恋を応援できる最高のテラスハウスです。