NeCo

ソウ6のNeCoのネタバレレビュー・内容・結末

ソウ6(2009年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

特定の人物をテストするために関係のない周囲の人間を巻き込むなんて、と思う節はあったんですけど、よく考えると関係ないと豪語できるほどでもないんだよなと
人選と伏線回収が巧み

友人は冒頭の自身が差し出した肉の重みで生死を決めるゲームが好きらしいですが、人間が生存するために行わざるを得ない呼吸を利用した緊迫感あるゲームだったり、個人的には木馬に乗った6人の本性が露わになっていく様がなんとも滑稽かつ人間らしくて好きでした

あんなにもアマンダが葛藤していた理由がわかったとき、戦慄してしまった
ジョンを崇拝するが如く寄り添った人間の一人が、彼を狂わせる一手を打っていたのだなと

封筒6番目、どこまで遺志を残すつもりなんだこの人はと感嘆すらありました
ジョンの解剖シーンのテープが全てを含意した伏線なのアツすぎる
計算高さ故に最早始まりがどこだったかすらわからなくなってしまうような、巧妙なゲームプログラムによる生の尊さの強制自覚
少なからず現代人には響くものがあるのでは
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